【はじめてのバレットジャーナル】タスク管理から自己分析までできる?「好き」を詰め込んだ自分だけの手帳【はじめてをはじめる#30】

生活

【はじめてのバレットジャーナル】タスク管理から自己分析までできる?「好き」を詰め込んだ自分だけの手帳【はじめてをはじめる#30】

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やってみたいけれど一歩踏み出せない、新しい趣味を見つけたい。そんな人の背中をそっと押す企画「はじめてをはじめる」。

今回のテーマは、「バレットジャーナル」です。

私は現在、月間カレンダーと週間カレンダーの両方が一冊にまとまっているスケジュール帳とメモ用のノートを別に用意し、2冊使いをしています。

書くこと自体は好きで、よく手帳に何かしらを書いていますが、後から見返したりもせず、手帳を使うことで何かが変わっている感じはあまりしません。

スケジュール帳を持っているのにタスクの管理が上手くできず、いつもやるべきことに追われている状態で頭はパンク寸前。

そんな悩みをしばらく抱えていましたが、悩んでいるだけは何も変わらない!と思い、最近気になる手帳術、バレットジャーナルについて調べてみることにしました。

バレットジャーナルについて調べてみた

「バレットジャーナル」とは、ニューヨーク在住デジタルプロダクトデザイナーのライダー・キャロル氏が考案した手帳術。中点「・」を「バレット」と呼び、マンスリーログ、ウィークリーログ、デイリーログなど、月や週、日ごとに箇条書きにして、「キー」と呼ばれる記号をつけていくことでタスク管理をする手帳術のことだそう。

バレットジャーナルをSNSで検索すると、多くの人がそれぞれオリジナリティーのある素敵な手帳を公開していました。

タスク管理が上手にできるようになるだけではなく、自分の好きなことや好きなものを詰め込むことができる手帳ってなんだか楽しそう!と興味津々。

そこで今回は、YouTubeで手帳や文具の楽しみ方を発信しているクリエイター・コンテンツメーカーのmoneさんに、バレットジャーナルとその楽しみ方について詳しくお話を伺いました。

自由で楽しい、バレットジャーナルのはじめかた

望月

バレットジャーナル、最初はどのようにはじめたらいいでしょうか?

mone

まずは手帳本体を決めましょう。自分が好きだと思えるデザイン、書き心地のものが良いですね。綴じ手帳でも構わないのですが、私は自由度の高さやページの入れ替えのしやすさなどの理由からシステム手帳を使用しています。

バレットジャーナルには「インデックス」「フューチャーログ」「マンスリーログ」「デイリーログ」という基本のページが4つがあります。

基本のページ①「インデックス」ページを分類するもの

基本のページ②「フューチャーログ」半年から1年くらいの間の目標や大まかな予定を書き込むもの

基本のページ③「マンスリーログ」1ヶ月ぶんの予定を書き込むもの

基本のページ④「デイリーログ」1日ごとのタスクや予定を書き込むもの

望月

全部使いこなせるか不安なのですが、大丈夫でしょうか?

mone

全ての基本ページを使いこなさなくてはいけない、というわけではないので、大丈夫です!SNSなどではきっちり書かれた綺麗なバレットジャーナルを見かけることがありますが、それが絶対ではないので安心してください。私自身も自分に必要なページしか作っていないですし、「自分に合うな」と感じるページをしっかり使うのが重要です。
実はバレットジャーナルは、「やるべきことを箇条書きにして優先順位をつけること」以外は何をしても良いんです。基本は「バレット(箇条書き)」でタスクを可視化していくことと「キー」という記号でそれを管理することなので、あとは使う人の好みですね。

望月

そうなんですか!?今まで抱いていたバレットジャーナルのイメージと違ってびっくりしました。

mone

そういった自由度の高さもバレットジャーナルの魅力のひとつだと思います。

望月

自分にどんな機能が合うのか、それすらわからない場合はどうすればいいでしょうか?

mone

その場合は1年だけシンプルなマンスリーログ(マンスリーカレンダー)のみを使うのがいいかもしれません。マンスリーカレンダーの中にタスクを書き込んでいって、自分が決めた「キー」という記号でタスクを管理します。
それを続けていく中で、自分にはどういったページが必要か、持ち運ぶ習慣があるかないか、大きさはどのくらいが使いやすいかなど、自分に必要な形が見えてくると思います。色々と機能を拡張していくのはそれからでも大丈夫ですよ!

実際に「キー」を使ってタスクを分類してみた

バレットジャーナルで重要な「バレット(タスクの箇条書き)」とそれを分類する「キー」について、慣れないながら自分でも実際に書いてみることにしました。

左の記号がタスクを分類する「キー」となっています。それぞれの記号ですが、自分がわかればどんな形のものでも構わないそうです。

バレットジャーナルは初めてなので、とりあえず自分にとって必要そうなキーだけを決めていきます。

キーが決まったら、それを使ってマンスリーカレンダーにタスクを書き込みます。

仕事のあれこれや日常の雑事は通常のタスク「・」、歯科の予約など優先させたいことは「*」、友人とのオンライン飲み会などイベントごとは「○」で記入。

これまでは様々なタスクをどういう順番でやらなくてはいけないのか把握しきれず、頭の中で焦って慌ててばかりだったのですが、書いてみる・分類してみることでかなり頭の中がスッキリとしてきました。

「キー」で分類することにより、何がどういった用事なのかがすぐにわかるところも便利ですね。

自分の「好き」を詰め込もう!

望月

バレットジャーナルを書く時に重要なのはどんなところでしょうか?

mone

箇条書きでのタスク管理ができるようになったら、あとは先ほどお話ししたように完全に自由!自分の「好き」を詰め込むこと、自分らしく楽しむことが大事だと感じます。手帳というものは本来ならば他人に見せないものだから、やってはいけないことやルールもありません。もちろん、綺麗でなくてもいい。自分の楽しさや続けやすさは大事ですね。

望月

moneさんはご自身の手帳にどんな「好き」を詰め込んでいますか?

mone

手帳本体の話になってしまいますが、いま私はイルビゾンテという皮革製品ブランドのシステム手帳を使用しています。

望月

素敵な手帳ですね。

mone

ありがとうございます。この手帳がずっと憧れだったので、手に入れてからは今までよりもさらに毎日使いたいという気持ちが増しました。でも、全ての人がいきなり高価なシステム手帳を買わなければいけないわけでは決してありません。自分が好きなものを選ぶことが大切なので、価格を問わず自分自身が「素敵だな」と思えるものや「好きだな」と思うものを探してみてください。

望月

システム手帳は材質や価格などの種類が多く色々な選択肢がありますが、その中から自分の好きなものを見つける作業も楽しそうです。

mone

すごくワクワクしますよね。あと、手帳の中身でいうと、ご飯が美味しかったお店や好きな場所も記録してあります。誰かにおすすめのスポットを聞かれても、頭の中に情報があるだけだとすぐに出てこなかったのですが、バレットジャーナルに書くようになってからはすっと出るようになりました。

望月

バレットジャーナルで使うお気に入りの文具などはありますか?

mone

黒い無地のマスキングテープはかなり使っています。白いペンでタイトルなどを書くと、それだけでシンプルながらもぐっとお洒落な感じになるので良いですね。文具メーカー・ミドリの「ペインタブルスタンプ回転印」もよく使っています。タイトルや日付などを統一させたい時に便利です。あと、文具ではないのですが、スマホから写真をシールとしてプリントできるCanon iNSPiCもお気に入りです。

望月

ちなみにですが、moneさんは外出時に手帳を持ち出すことはありますか?

mone

あまり持ち出すことはないですね。基本的に外には「捨てるノート」と名付けた普通のノートを持ち出し用にしています。何かあればささっとそれに書いて、持ち帰ってからどの情報を残すかを決めています。

望月

これは便利ですね!殴り書きでも構わないし、手帳に残したい情報を落ち着いてから選べるというのは気持ちに余裕が持てそうです。

mone

そうなんですよ。例えば誰かの話を聞きながらメモをとらなければいけない状況では、ゆっくり丁寧に書くことはなかなか難しいですよね。なので、殴り書きができる「捨てるメモ」があるというのは心の余裕になります。

望月

スケジュール確認・調整のためなど、どうしても外出時に手帳が必要な時はどうしていますか?

mone

流石に一式持っていくと重いので、そういった時は必要なページだけ別のバインダーに移して持ち歩いています。先月・今月・来月の分だけ持って家を出るとか、システム手帳ならではの便利さですね。

振り返ることで見えていなかった自分を知る

望月

書き続けて気づいたバレットジャーナルの魅力とはどんなところでしょうか?

mone

これまでを振り返ることができるところが魅力のひとつですね。私は結構ネガティブなことも手帳に書き残すタイプなのですが、そこから立ち直ってまた頑張りだすまでの期間とか、立ち直ったきっかけを手帳を振り返ることによって発見できるのがいいところだと感じます。

望月

なるほど。

mone

あともうひとつは、頭で考えていたことが文字として目の前に出てくることです。自分が気づいていない自分自身の新しい一面や思考を確認できたり、落ち着いて自己分析的なこともできるのがいいところだと思います。

望月

数字や文字になって可視化されると、自分の輪郭がより濃くなりそうですね。

mone

そうなんですよ。自分の好きなことや得意なこと、何を考えているか、そういうことがわかるとおのずと自分のアピールポイントも見えてくる。本当は学生時代、できれば就活前にバレットジャーナルと出会っておきたかったです。

望月

moneさんがバレットジャーナルを始めたのはいつごろからなんですか?

mone

バレットジャーナルは2年前くらいからです。それとほぼ同時にYouTubeチャンネル「楽しいおうち時間」も始めています。バレットジャーナルという存在そのものを知ったのはInstagramで手帳を公開している方の投稿がきっかけでした。

望月

取材前にYouTubeで動画を拝見したりこうしてお話を伺っていて、moneさんの手帳に対しての情熱とバレットジャーナルを楽しんで続けられている姿がとても印象的だなと感じました。

mone

小さい頃から父親が手帳を使っている姿を見て「手帳を持っている人って格好いい!」とずっと思っていたんです。だから、手帳への強い気持ちはけっこう昔からあったものなのだなと思っています。

バレットジャーナルを書き続けて感じた変化

望月

バレットジャーナルを続けていく中で、何か変化はありましたか?

mone

明らかに変わったことは、タスクに優先順位をつけることができるようになったことですね。バレットジャーナルを始める前、優先順位がつけられなかった時は、いつも「いま抱えているものを今日中に全部やらなきゃ」という気持ちが頭の中にあって焦っていました。

望月

タスク管理が上手くなったことで、時間の使い方だけではなく、気持ちの面でも余裕ができたんですね。

mone

そうですね、今は無闇に焦ることもなくなりました。そのおかげで仕事とプライベートのバランスがしっかりとれるようになったのも、自分にとっては大きな変化だったと感じます。

共に人生を歩む、いい相棒のような存在

望月

moneさんにとって、バレットジャーナルはどのような存在ですか?

mone

ただタスクを管理するためのものではなく、「このページを書いている時はこれが好きだったな」とか「こんなことがあってこういうふうに対処したな」とか、嬉しかったことや悲しかったこと、頑張ってきたことも、息抜きしたことも、すべてここに残しておける自分史のような存在ですね。

望月

バレットジャーナルを長く続けるコツがあったら教えてください。

mone

例えば、今月はタスクがいっぱいありそうだと思ったらタスク管理のページを増やしたり、時間管理を見直したい月はそのページを多めに作るなど、その時の自分の状態に合わせて使い方が選べるのがバレットジャーナルのいいところ。最初はあれこれやらず、今の自分に合うもの・必要なものだけにするのが長続きのコツです。あとは、とにかく楽しむことです!

望月

これからバレットジャーナルを始めようと思っている人へ、バレットジャーナルの先輩としてひとことお願いします。

mone

バレットジャーナルは、使い続けることで様々なことが見えてきます。仕事がスムーズに進むだけではなく、自分のために使える時間も増えてくるようになる。そうして気づいたら自分自身のことがより鮮明に見えてくるようになると思います。人生のいい相棒になると思うので、ぜひ気軽に楽しく初めてもらいたいです!

バレットジャーナルをはじめる費用

システム手帳:1000円~1万円程度、リフィル:800円~2000円程度、ほか文具:100〜2000円程度

趣味のために貯金する

「はじめてのバレットジャーナル」先生の紹介

本日の講師mone
Twitterhttps://twitter.com/mone_creator
Instagramhttps://www.instagram.com/mone_stationery/
You Tubehttps://www.youtube.com/channel/UCBFV2mQh6Lcu42_9oqN_6fg/featured
ウェブショップhttps://kurashi-create.shop/

クリエイター・コンテンツメーカー。YouTubeチャンネル「楽しいおうち時間」にて、手帳や文房具のこと、手帳の使い方、バレットジャーナル、手帳のデコレーションの仕方など、好きをつめこんだ手帳時間を楽しくする動画を発信している。

「バレットジャーナルを始めたいけれどどう書いていいかわからない」といった人に向けたリフィルのウェブショップもオープン中。

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