【はじめての眼鏡】アクセサリー感覚でファッションに取り入れる!おしゃれ眼鏡を買いに行こう♪【はじめてをはじめる#15】

生活

【はじめての眼鏡】アクセサリー感覚でファッションに取り入れる!おしゃれ眼鏡を買いに行こう♪【はじめてをはじめる#15】

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やってみたいけれど一歩踏み出せない、新しい趣味を見つけたい。そんな人の背中をそっと押す企画「はじめてをはじめる」。

今回のテーマは、「眼鏡」です。

外出時はコンタクトレンズ、眼鏡は自宅用。そんな風に、眼鏡をサブ扱いして久しいのですが、眼鏡をファッションアイテムの一つとして取り入れ、街でおしゃれな雰囲気を醸し出している人に、密かに憧れていました。

よし、今年こそ、視力矯正やブルーライトカット目的ではなく、おしゃれのために眼鏡を買おう! そう決めたは良いものの、眼鏡の選び方がわからない……。そこで、眼鏡ライターの伊藤美玲さんへ取材を依頼。似合う眼鏡の見つけ方や、ファッションへの取り入れ方のコツなどについて、お話をうかがいました。

かけるだけで「なりたい顔になれる」便利なアイテム

佐藤

チラッと店頭をのぞいただけでも、かなりの種類の眼鏡が並んでいますが、基本的な素材やデザインを教えていただけますか?

伊藤

ポピュラーな素材は、プラスチックとメタルです。プラスチックだけで作られたもの、メタルだけで作られたもののほかに、近頃はその両方を組み合わせた「コンビネーション」と呼ばれるものも多いです。

佐藤

プラスチックとメタル以外だと、どんな素材がありますか?

伊藤

ウッドやべっ甲、バッファローホーン、シルバーや金で作られたものもあります。これらは比較的、高価な素材です。石や革をシート状のステンレスに貼り合わせて作られているものもありますよ。

佐藤

眼鏡は、思った以上にいろんな素材で作られているんですね!

伊藤

デザインは、基本的なフレームの形をいくつか挙げると、ラウンド(丸)、スクエア(四角)、オーバル(楕円)、丸みを帯びた逆三角形型のボストン、逆台形型のウェリントンがあります。

佐藤

フレームの形も、さまざまですね。

伊藤

ほかには、ひし形や多角形など、変わった形もあります。また、下半分だけにフチがある「アンダーリム」など、デザインのスタイルも多様です。

佐藤

ここにフレームの色や柄を加えたら、本当に種類が多いですね。これだけあると、かなり迷いそう……。最近のトレンドはどんなものなんですか?

伊藤

六角形や八角形などの多角形が流行っていますね。JINSやZoffなどの大手チェーンでも多角形モデルを見かけます。

佐藤

へぇ!六角形や八角形の眼鏡があるんですね!でも、多角形はハードルが高そう!

伊藤

メタル製の細い線のものならば、意外と多角形でも違和感なくかけられますよ。プラスチック製だと、ベージュやピンクなど、肌馴染みのする色味のクリアカラーがトレンドです。

佐藤

眼鏡をかけると、もれなく知的な雰囲気になれるイメージがありますが、ひと言で言うと、眼鏡はどんなメリットを持つアイテムなのでしょうか?

伊藤

眼鏡は、服装やシチュエーションに合わせて顔の印象を変えられる便利なアイテムだと思います。メイクやアクセサリーのようなものと言えば、わかりやすいでしょうか。

佐藤

なるほど。

伊藤

もちろん、知的な印象を与える眼鏡もありますが、それだけでなく、かける眼鏡によってはカジュアルな雰囲気に見せることもできます。どんな眼鏡を選ぶかで、見え方は何パターンにも変えられますよ。

佐藤

そうなんですね!

伊藤

それに、同じ眼鏡でも、きちんとかければおしゃれに、ずれてしまうとだらしなく見えるなど、かける位置によっても与える印象はがらりと変わります。

佐藤

確かに。眼鏡がずり落ちている人は、どこか幼くて頼りなさげに見えますよね。何を選ぶかだけでなく、どうかけるかでも印象が変わるなんて、眼鏡は奥が深いですね。

顔型だけで語れない。似合う眼鏡は「サイズ」で決まる。

佐藤

似合う眼鏡は、どうやって選んだらいいのでしょうか?

伊藤

よく、面長の人にはこれ、丸顔の人にはこれ、と顔の形を基準に眼鏡を勧められることが多いですが、同じ顔型でも、パーツの形、パーツの大きさ、位置は人それぞれですよね。だから、顔型を基準にするのは、私はあまりおすすめしません。

佐藤

似合う、似合わないは、顔の形で決まると思っていました!違うんですね。

伊藤

眼鏡は、実は「サイズ」さえ合っていれば、どんな形でも、だいたいは誰にでも似合うんです。

佐藤

サイズですか? 正直、今まで、眼鏡のサイズを意識したことがなかったです……。

伊藤

眼鏡のテンプル(耳にかける部分)の裏に、小さく数字が書いてあるのですが、それが眼鏡のサイズを表しています。

佐藤

あ、この眼鏡だと、「52□19-144」という数字ですね。

伊藤

そうです。「52」はレンズの幅、「19」はブリッジ(鼻にかける部分)の幅、「144」はテンプル(耳にかける部分)の幅を「mm」で記載したものです。

佐藤

初めて知りました!

伊藤

眼鏡は、黒目がレンズのちょうど真ん中にくるものがベストサイズ。自分の左右の黒目と黒目の距離を測り、その数字が、レンズの幅(上記だと「52」)+ブリッジの幅(上記だと「19」)を足した数字(上記だと「71」)に近いものが、似合う眼鏡です。

佐藤

黒目と黒目の距離は、自分で測ってからお店に行った方がいいですか?

伊藤

いえ、眼鏡を作る際は必ずこの距離は測るものなので、お店で先に測ってもらうといいと思います。とは言え、細かい数字にとらわれず、両黒目がレンズの真ん中にくるものがジャストサイズということを覚えておけば、十分ですよ。

佐藤

眼鏡は、洋服のように一つのデザインで複数のサイズ展開があるものなんですか?

伊藤

ブランドや商品によりますが、サイズ展開があるものは、そう多くないです。メンズとレディースの境界線も曖昧なのですが、気に入ったデザインでも、サイズが合わなければ、私はあきらめることにしています。

佐藤

気に入っても似合わなければ意味がないですもんね。

伊藤

でも、かけ心地の違和感がなければ、あえて大きめのサイズのものをかけて、ハズすのもアリ。ジャストサイズを選んできっちりかける、大きめを選んで印象を変える。眼鏡をかけて「どうなりたいか」がポイントです。

佐藤

洋服でも、オーバーサイズのものをゆるく着るのが流行っているように、眼鏡でもそういう遊び方ができるということですね。

似合う以前に、キャラクターに合っているかも重要

伊藤

似合う、似合わないはもちろん重要ですが、自分のキャラクターに合っているか。それをかけている自分が好きかどうかも大切だと思っています。

佐藤

他人から「似合う」と言われても、それが好きかはまた別の話ですもんね。

伊藤

そういうことです。また、眼鏡をかけるシチュエーションも重要です。もし、職場でかける眼鏡を買おうと思っているなら、普段の職場での服装でお店に行ってください。そして、試着の際は全身鏡で見てみてくださいね。

佐藤

確かに、いつもスーツで仕事をしているのに、ラフな格好で眼鏡を買いに行ったら、イメージがしづらいですよね。

伊藤

そうなんです。お店の人もおすすめをしづらいはずなので、かけるシチュエーションを意識した服装で選んでください。

佐藤

誰にでも似合う、間違いのないデザインってあるんでしょうか?

伊藤

そうですね、目の形に近いものだと比較的誰にでも似合いやすいと言われているので、オーバル型でしょうか。でも、デザインによっては無難に見えがちなんですよね。

佐藤

無難かぁ……。せっかくかけるなら、おしゃれに見えたいですよね。

伊藤

もし、シンプルなオーバルを選ぶなら、色で遊んでみるのがおすすめです。メタル製の細いフレームであれば、多少ビビットな色でも、そこまで派手には見えませんので。

佐藤

そうですね。太くて濃い色だと手を出しづらいですが、目立ちすぎなければチャレンジしやすいですね。

伊藤

もし無難なものを探していたとしても、ぜひオーバル以外にも、いろんな形を試してみてほしいです。

佐藤

「こういう形も似合うんだ!」と、新しい自分に出会えるかもしれませんよね。眼鏡を買う店は、どのように選ぶと良いでしょうか?

伊藤

洋服を買うとき、ファストファッションなどのチェーン店、セレクトショップ、百貨店など、いろんなお店を使い分けている人が多いですよね。

佐藤

そうですね。

伊藤

眼鏡店もぜひ、チェーン店、セレクトショップ、個人店など、雰囲気の異なるところをいくつかはしごしてみてください。

佐藤

チェーン店はまだ良いとして、セレクトショップや個人店はちょっとハードルが高い気がしています……。

伊藤

入ったら絶対に買わなければいけない、ということはないですから、気楽に足を運んでみてください。いくつか見ていくうちに、それぞれの店の特徴や、自分の好みがわかってきますよ。

佐藤

はい。トライしてみます!

まずは「2本持ち」から。オンとオフで使い分けて

佐藤

眼鏡と洋服、小物などを上手に合わせるには、何に気を付ければ良いでしょうか?

伊藤

一番大切なのは、テイストを合わせることです。スーツを着てスポーティな眼鏡をかけるのは、スーツにキャンバストートのバッグを合わせるのと同じぐらい違和感が出てしまいます。

佐藤

あー、それはかなりアンバランスですね。

伊藤

ゴールドの眼鏡をかけているときは、ピアスもゴールドで合わせたほうがまとまりが出ます。顔まわりのアクセサリーとは、トーンを合わせることを意識すると、よりおしゃれに見えますよ。

佐藤

伊藤さんクラスになると、眼鏡からコーディネートを決めることもあるんでしょうか?

伊藤

そうですね。眼鏡を決めてから服を選ぶことは多いです。個性的な眼鏡を手に入れると、「これに合う服を買いに行こう」「これに合う髪型にしよう」と、買い物や美容院へ行くこともありますよ。

佐藤

髪型まで眼鏡に合わせるんですね!

伊藤

主に、眼鏡と前髪がケンカしないように、量やバランスを気にしています。眼鏡をおしゃれにかけている女性は、わりと前髪が短い人が多いような気がしますね。

佐藤

そうなんですね!

伊藤

それと、眼鏡をかけると目元に影が落ちやすいので、アイメイクは明るめにするのがおすすめです。私は強い近眼で、眼鏡のレンズで目が小さく見えてしまうので、アイラインを強めに引くことも多いですね。

佐藤

メイクも眼鏡仕様なんですね。

伊藤

眉毛も、黒いと主張が強くて眼鏡とのバランスが悪いので、眉マスカラを使って明るく描いています。

佐藤

眼鏡を活かすために、服装やメイク、髪型にも気を遣う。おしゃれの感度がかなり上がりそうです!

伊藤

私は100本以上の眼鏡を持っているのですが、初心者の方には、ぜひ2本持ちから初めてほしいなと思います。

佐藤

どんな2本を持てば良いのでしょうか?

伊藤

どんなシーンにも対応できるシンプルなものと、遊び心のあるものを1本ずつ。オンとオフで使い分けてみてください。

佐藤

オンとオフの使い分けですか。なるほど!

伊藤

1本しか持っていないと、それ1本で遊びにも出かけて、仕事にも行って……となるので、どうしても無難なものしか選べず、なかなかおしゃれを楽しめないですから。

佐藤

確かに。まずは、2本持ちから始めてみます!

▲伊藤さんの眼鏡×ファッション、とってもおしゃれですね!

眼鏡へのネガティブなイメージをポジティブに変換したい

佐藤

伊藤さんは、どうして眼鏡の魅力にハマったんですか?

伊藤

私は目が悪くて小学校4年生のときから眼鏡をかけているんです。クラスで眼鏡をかけている子は少なかったので、特別感があって、私自身は嫌じゃなかったんですが、両親がとても眼鏡が嫌いで。

佐藤

そうなんですね。

伊藤

写真を撮るときは眼鏡を外すように言われたし、高校生になるとすぐコンタクトレンズをすすめられて。どうしてそんなに眼鏡を嫌がるのか、不思議に思っていました。でも、それに対して、眼鏡は良いものだと反抗する説得材料もなかったんですよね。

佐藤

子どもが親を説得するのは、なかなか難しいですよね。

伊藤

でも、その後、社会人になって初めてのボーナスで眼鏡を買おうと、足を運んだ眼鏡店で、眼鏡の奥深さを知ったんです。

佐藤

何があったんですか?

伊藤

フランスのブランドで、デザイナーが近代建築にインスピレーションを受けて作ったもの、という説明を受けて。「え?フランス?眼鏡にデザイナーがいるの?」とびっくりしたんです。洋服と同じように、眼鏡にもそういう世界があるんだ!と。

佐藤

なるほど。

伊藤

それで、眼鏡の世界に興味を持って、セレクトショップにも行くようになって。そこで、フレームに薔薇がかたどられている眼鏡に出合い、衝撃を受けました。「装うことを前提とした眼鏡があるのか!」と。

佐藤

これが、その眼鏡ですか。わー!こんなデザインのものがあるんですね。

伊藤

写真を撮るとき、眼鏡はいつも外すように言われていたので、こんなに眼鏡をポジティブにとらえている世界があるがあるのか!と感動して、のめり込んでいきました。

佐藤

そこから、こうして「眼鏡ライター」としてお仕事をされるまでになるというのは、すごいことですね。

伊藤

勤めていた出版社を辞めて、フリーライターとしてある程度実績を作った頃、「眼鏡ライター」と名乗ることにしたんです。それは「眼鏡は語れるジャンルなんだ」と知ってほしいという気持ちがあったから。

佐藤

確かに、「眼鏡ライター」という肩書きから、眼鏡というジャンルは、書くべきこと、知らせるべき情報がたくさんあるんだなぁという印象を受けますね。

伊藤

よく、眼鏡が好きなのに、どうして眼鏡屋さんやデザイナーにならなかったの?と聞かれることがあって。

佐藤

そういう道を目指すのもありですよね。

伊藤

昔、恩師にこんなことを言われたんです。「得意なことで世の中に貢献しなさい」と。私は手先が器用ではないので、文章を書くことで、眼鏡の魅力を広めようと思いました。

佐藤

「得意なことで世の中に貢献」。ステキな言葉ですね。

伊藤

私が書いた記事で、眼鏡に対するネガティブな想いが解消されたり、眼鏡屋さんに行ってみたいと思ったり、眼鏡にハマったり。そういう人が増えることが、何よりうれしいです。

佐藤

眼鏡ライター冥利に尽きますね。

伊藤

「美容部員や企業の受付、和食の飲食店などで着物を着る女性従業員が眼鏡をかけているのは印象が悪い」と、眼鏡が禁止されているというニュースが、一昨年話題になったのをご存知でしょうか?

佐藤

あー、SNSで見かけたことがあります。

伊藤

この事例のように、まだまだ眼鏡はネガティブに見られることが多いものなんです。眼鏡を愛する者として、眼鏡ライターとして、この先、眼鏡をポジティブなイメージのもの変えていきたいと思っています。

佐藤

これからおしゃれ眼鏡にトライしようとしてる人へ、メッセージをお願いします。

伊藤

眼鏡選びに迷ってしまうのは、単純に洋服選びなどと比べて経験値が少ないから。フレームも、レンズも全て自分で決めようとせず、困ったらぜひプロであるお店の方に頼ってみてください。

佐藤

はい!

伊藤

そして、たくさん試着して、経験値を積んでいけば、眼鏡選びをもっと楽しめるようになると思います!

佐藤

日常を楽しむためのアイテムとして、眼鏡を取り入れてみたいと思います。ありがとうございました!

眼鏡をはじめる費用

安いものなら、チェーン店で5000円程度から買える。素材やレンズの質などにこだわれば、価格は上がる。木製は10万円~、べっ甲のものは60万円~が目安。

眼鏡のために貯金する

「はじめての眼鏡」先生の紹介

本日の講師伊藤美玲
Twitterhttps://twitter.com/mireiton
Instagramhttps://www.instagram.com/eyewear_note
コラム連載https://boot.style-n.net/author/mirei/

眼鏡ライター。眼鏡に関する記事やコラムの執筆、メディア出演、店舗でのイベントや講演などを通して、眼鏡の魅力を伝えている。

撮影協力

店名纏オプティカル
住所東京都世田谷区北沢2-34-10
電話番号03-3485-5115
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