現代人の駆け込み寺「寺カフェ代官山」!「趣味がない」悩みをお坊さんに相談してみた

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現代人の駆け込み寺「寺カフェ代官山」!「趣味がない」悩みをお坊さんに相談してみた

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休日は予定もなく、ひたすらゴロゴロ。YouTubeを見て昼寝をし、気づいたら夕方18時……!

そんなお決まりの休日を過ごすライター、柏木まなみです。

特に趣味がないわたし。仕事をしない日は、iPhoneとにらめっこしながら過ごすのが心地よかったのですが、最近気づいたんです。

もしかしたらわたし、無意味な時間を過ごしていないか、と。

「休日を充実させるために、熱中できる趣味を作らなければ」そんなことを考えているタイミングで、be-topia編集部から「代官山に寺カフェがあるので、行ってみませんか?」と声がかかりました。

寺カフェ代官山のロゴ

寺……カフェ……?

詳しく聞いてみると、「お坊さんが駐在していて、悩み相談に乗ってくれるカフェ」とのこと。食事やドリンク、スイーツのメニューも用意されているので、普通のカフェとしても利用できるそう。

もしかしたら、わたしの悩みを解決に導いてくれるかもしれないぞ!ということで、実際に寺カフェへ行き、お坊さんに悩みを相談してみることにしました。

「趣味がなくて休日を無駄にしている気がする」という悩み、お坊さんからのアドバイスはいかに……!

「現代の人々の“駆け込み寺”」がコンセプトの寺カフェとは?

寺カフェ代官山の外観

「寺カフェ」があるのは、東京・代官山。代官山駅から、歩いて2分ほどのところにあります。

運営しているのは、神奈川・川崎にある浄土真宗本願寺派の「信行寺(しんぎょうじ)」です。

寺カフェ代官山は信行事が運営しています

お寺は「敷居が高くて踏み込みにくい」というイメージが付きがちで、お坊さんに相談したいことがあっても、なかなか気軽には出向けないですよね。

「お寺に行きにくいならば、わたしたち(僧侶)から出かけていこう。肩の力を抜いて来てもらえるよう、カフェにすればいいのではないか」寺カフェは、そんなお坊さんたちの想いから始まりました。

コンセプトは「現代の人々の“駆け込み寺”」。カジュアルにお坊さんに会える場所として、悩める現代人に親しまれています。

店内は「仏教×おしゃれカフェ」のフシギ空間

寺カフェ代官山の内装

入り口の扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのが仏像!400年ほど前に造られた、阿弥陀如来のご木像です。

ほかにも店内を見渡してみると……

寺カフェ代官山には至るところに仏教の絵があります

寺カフェ代官山の壁にも仏教の絵が書いてあります

いたるところに仏教を思わせるアートが!東京のド真ん中で濃いお寺感を味わえて、フシギな気分です。

寺カフェ代官山にはウッドテイストの席もあります

「お寺の雰囲気が全面に出ていると、入りにくいかも」という方もご安心を。店内はウッドテイストの家具が並んでいて、あたたかみのある雰囲気が広がっています。

「仏教×おしゃれカフェ」の空間で、まったりとくつろぎながら過ごせます。

いざ悩みを打ち明ける!お坊さんに真剣相談

寺カフェでは、お寺に関するさまざまな体験ができます。

一番人気はお坊さんに悩み相談ができる「お坊さんと語ろう」で、ほかにも「はじめての写経」や「腕輪念珠(数珠)作り」といった体験メニューがあります。

月1回夜に開催される、お坊さんと参加者たちがフリートークをする「坊主BAR」なんてイベントも。

寺カフェ代官山のお坊さん「三浦性暁」さん

寺カフェに駐在しているお坊さんは、日によって変わります。この日迎えてくれたのは、三浦 性曉(みうらしょうきょう)さん。

「悩み相談がしたくて来ました」と伝えると、「悩みをラクにするお手伝いができたらと思うので、なんでも話してください」と席に案内してくれました。早速やさしい言葉をかけていただき、心が落ち着いたところで、趣味がないという悩みを打ち明けることに。

三浦さんに悩み相談をしてもらいました

ーー趣味がなく、休日なにもしていないことが悩みでして。最近、「趣味を探して休日を充実させなきゃ」と焦っています。どうしたらいいでしょうか……。

三浦

趣味は本来、時間を忘れて没頭でき、自分を解放できるものです。「しなければならない」の気持ちで探していたら、心から楽しめる趣味は見つけにくいかもしれません。

まずは焦らず、自分の心に素直になって、今ある時間をありのまま満喫するのがいいと思います。

ーーありのまま、ですか。でも、休日の終わりになると毎回気分が落ちてしまうんですよね。「ああ、今日も意味のない時間を過ごしちゃった」と。周りの人が楽しそうに趣味を満喫していたり、なにかに打ち込んでいたりする姿を見ると、余計に焦っちゃって。

三浦

「何もしないで一日が終わった」という日もあると思いますが、その時間にも意味があるんです。「何もしないで考えなさい」「悩みなさい」という時間です。今後のことをぼんやりと考えている時間も大切ですからね。

人生に、意味のない時間はありません。他人は他人、自分は自分ですから。周りからは一日中部屋でダラけているように見えるかもしれませんが、本人にとっては必要な時間なんです。「何かしなきゃ」と気にしすぎて、自己嫌悪に陥ってはいけません。

ーー「休日にダラダラするのも、人生においては必要な時間」、かあ。

三浦

そうです。たとえば、朝、目覚ましが鳴ってからの5分間。布団から出るのがイヤなときってありますよね。その5分でさえ、自分にとっては必要な時間です。だって、その5分がなかったら、パッと起きて出かけられませんから。

人生は走ってばかりではなく、足踏みしてゆったりと過ごす時間も必要。学校にだって授業の間には休み時間がありますよね。それと同じで、人生にも休み時間があっていいんです。休む時間があるからこそ、頑張るべきところで頑張れるんです。それなのに、「こんな自分じゃダメだ」「なにか趣味を見つけて頑張らないと」と焦っていたら、せっかくの休みも休んだことになりませんよ。頑張りすぎず、心に正直になってみてください。

寺カフェ代官山ではお坊さんに相談することができます

ーーそう言ってもらえて、趣味がない自分も肯定してあげられる気がしてきました……!今後、もし心からなにかに熱中したいと思えるときがきたら、どのように趣味を見つけるべきでしょうか?

三浦

本当に熱中できることを見つけたいなら、自分がやりたいと思ったこと全部にチャレンジするのがいいと思います。合わないと思ったら、すぐにやめたらいい。やめて周りから「続かないね」と言われても、それが自分の本来の姿だと受け入れたらいいんです。

ーーどうして全部チャレンジするべきなんですか?

三浦

なぜなら「自分が本当に好きなこと」は、ひとつやふたつチャレンジしたって分からないから。恋愛だってそうです。たくさんの人がいるなかで、特定の人のことを好きになります。最初からその人だけを見つけて好きになるわけではありません。

いろんな人に出会ってその中の一人を好きになるのと同じように、興味のあることのなかから、たくさんのことにチャレンジしてみて、本当に熱中できる趣味を見つけるのが大切だと思いますよ。やってみたことが合わなければ、あっさりとやめればいいんです。

ーーなんだか焦っていた心が、軽くなった気がします。ありがとうございました!

お坊さんに相談したことで悩みも解決しました!

一筆入魂!はじめての写経体験

三浦さんとお話しして、最近心に抱えていたモヤモヤがスゥッと軽くなりました。「さっそく新しいことに挑戦してみたい!」という気持ちが芽生えたので、写経を体験してみることに。

寺カフェ代官山では写経体験ができます

写経も、お坊さん直々にやり方をレクチャーしてくれます。写経時の姿勢や筆の持ち方など、細かく教えてもらえるので初心者でも安心です。

墨や筆など、必要な道具はすべて寺カフェに用意があるため、なにも持たずに参加できる気軽さも嬉しいですね。

「”心を落ち着けたい”、”集中したい”という方が写経体験をされることが多いですね」と三浦さん。うまく書けるか、ドキドキしてきました。

寺カフェ代官山で写経を体験します

自信がない方は、お手本の上からなぞって書くこともできますよ!

写経は意外と難しく時間がかかります

全神経を集中させて、ひと文字ずつ丁寧に。ゆっくりと紙のうえに筆を走らせます。

ハッと気づいたら、あっという間に20分が経過していました。時間を忘れるくらい集中したのはいつぶりだろう。集中力が続く人は、1時間半くらい書きっぱなしだそうです。

お手本や筆はおみやげとして持ち帰れるので、自宅でも写経にチャレンジしてみようっと!

カラダにやさしい食材を集めたメニュー

寺カフェは、カフェのみの利用も可能。食事からドリンク、スイーツまで、豊富なメニューがそろっています。

メニューは、女性僧侶である山口依乗(やまぐちえじょう)さんが監修。できるだけカラダにやさしい食材をチョイスしています。

寺カフェ代官山の人気メニュー「ブッダボウル」です

人気メニューは「ブッダボウル」(税抜1,000円)。麦飯のうえに野菜やたんぱく質、ナッツがのっていて栄養満点です。

「ブッダボウル」の名前の由来が気になって伺ったところ、三浦さんの見解は、お坊さんが鉢(ボウル)を持って各家に行き、食料を少しずつ分けてもらう「托鉢(たくはつ)」からきているのではとのことでした。

寺カフェ代官山では抹茶パフェも人気です

スイーツのなかで人気を集めるメニューが「贅沢抹茶パフェ」(税抜850円)。抹茶ゼリーや黒糖ゼリーが入っていて、上には抹茶アイスや白玉がトッピングされています。ひと口食べると、甘くてほろ苦い抹茶の風味が香り、和を感じられる一品です。

お坊さんに相談したり写経したりして心が満たされたあとは、寺カフェ自慢のメニューでおなかも満たされました!

気軽にお寺を体感できる「寺カフェ」へ!

「お坊さんと語ろう」「はじめての写経」「腕輪念珠(数珠)作り」などを通して、気軽にお寺を体感できる寺カフェ。おしゃれ空間のなかでお坊さんと話せて、フシギと心が落ち着く場所です。

三浦さんのやさしいけれど芯がある言葉たちは、わたしの心を元気づけてくれました。悩みを抱えている方は、お坊さんと話してアドバイスをもらうことで、自分なりの答えを探してみてはいかがでしょうか?

次に来たときは、「腕輪念珠(数珠)作り」をやってみたいなあ。「自分がやりたいと思ったことは全部挑戦するべき」という三浦さんのアドバイス通り、また寺カフェに行ってチャレンジしてみたいと思います!

ぜひ寺カフェ代官山に行ってみてください!

三浦さん、ありがとうございました!

店名寺カフェ 代官山
住所東京都渋谷区恵比寿西1-33-15 EN代官山ビル 1F
電話番号03-6455-3276
営業時間11:00~22:00(L.O.21:00)
定休日年末年始
僧侶の駐在時間11:00〜18:00(月・火・木・土・日)
13:00〜21:00(水・金)
※お店がオープンしているからといって、お坊さんは必ずいるわけではありません。事前に公式HPのカレンダーをチェックしてみてくださいね!

寺カフェの体験にかかる費用

はじめての写経会員1,000円 / 一般1,500円
腕輪念珠(数珠)作り会員1,000円~ / 一般1,500円~
お坊さんと語ろう会員1,000円 / 一般1,500円
寺カフェ会員の年会費
※詳しくは会員募集ページにて
3,000円(継続会員は2,000円)
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