日本で新型コロナウイルス感染者が初めて確認されてから、およそ1年。
2021年になっても未だ収束の見通しが立っておらず、年始には2度目の緊急事態宣言も発動され、新年は「おうち時間」で始まりました。
自宅で過ごす時間が増え、気軽に外出することができない毎日に、何となく気分も滅入ってしまうかもしれません。
でも、こんなときこそ、前向きにお金を貯めるチャンスと考えてはいかがでしょうか。
新型コロナウイルスが収束した暁には、イベントに参加したり、友人や恋人との食事や飲み会、旅行を楽しんだり、映画やショッピングなど、したいことがたくさんあると思います。
だからこそ、今はその時に備えて貯金をしておきませんか?
今回は、気軽に実践できる封筒貯金についてご説明したいと思います。
目次
封筒貯金のメリット
お金を貯めたいと思っているのに、なかなか貯められず困っていませんか。これといって高価なものを買っているわけでもないのに、毎月、気がついたら生活費がギリギリで……という方もいるかもしれません。
お金を貯めるために大切なのは、お金が確実に増えていることを自分の目で実感することです。
たとえば、ダイエットを考えてみてください。
体重計で少しずつ体重が減っていく様子を数字で確認できたほうが、続けられるのではないでしょうか。
こと数字に関しては、数値が変わっていく様子を確かめられると、モチベーションを維持できます。
そこで、お金を貯めたいという人におすすめの貯金方法が、「封筒貯金」です。
少しレトロに感じるかもしれませんが、言葉の通り、封筒に現金を入れてお金を貯めていきます。
この方法には、どんなメリットがあるのでしょうか。
気軽に始められる
一番大きなメリットは、ともかく封筒と現金さえあればすぐに始められるという手軽さです。
料理でも、作りたいと思っている料理の食材がそろっていれば、とりあえず作ってみようという気になるでしょう。
「封筒貯金」も同じで、封筒さえ用意すれば始められるという手軽さこそ、実践しようという原動力になります。
もし、これが毎日、銀行のATMに通ってお金を出し入れしなければならなかったらどうでしょうか。
手間がかかることは容易に見当がつきますし、ATMが遠ければ「明日でいいや……」と後回しにして、いつまでたっても貯金が始められないかもしれません。
その点、この「封筒貯金」だったら、封筒と現金だけで気軽に取り組むことができます。
分かりやすい
2つ目のメリットは、いくらお金が貯まったかということがわかりやすいことです。
子どもの頃にお金を貯めていた人は、いざ使おうという時には貯金箱を壊していたかもしれません。
ところが、「封筒貯金」なら、好きな時に封筒を開けて、どのくらいお金が貯まっているかを確認できるのです。
このように「見える化」することで、いくら貯まったかがわかりやすいというだけではなく、実際にお金を貯め始めるようになってからもお金が増えていく様子を確認できるため、モチベーションも上がります。
人間の心理とは不思議なもので、確実に増えていくということがわかると、もっと貯めたいという意欲がわき、貯金そのものを楽しめるようになってくるのです。
封筒貯金の実践方法
次に、「封筒貯金」の実践方法を説明しておきましょう。
旅行に行くために貯金したい場合は、「旅行」と書いた封筒を用意し、お金を入れた日付を封筒に記入します。
銀行口座ではなく、封筒の中に現金を積み立てていくというイメージです。
もし、いろいろな目的があってお金を貯めたいという人は、封筒を目的ごとに用意しておくとよいでしょう。
ちなみに、この方法はお金を貯めるだけでなく、これまでのお金の管理を見直すきっかけにもなります。
というのも、お金を入れた日付と一緒に金額も記入しておけば、どのくらいの期間にどの程度の金額を貯められているのか、お金の動きや流れがわかるようになるからです。
<貯金に効果的?> 生活費を封筒に袋分け
「封筒貯金」ではないものの、生活費を「袋分け」するという方法も、お金を貯めるには効果的で、「封筒節約術」や「袋分け貯金」などと呼ばれることもあります。
この「袋分け」は、「光熱費」「食費」「交通費」などの項目ごとに袋を用意し、それぞれ項目別の袋に毎月の生活費を分けて入れておき、そこからお金を引き出すという手法です。
「袋分け」のメリットは、毎月の光熱費はこのくらい、食費だったらこのくらいなど、それぞれの項目でどのくらいのお金が必要なのかがすぐにわかり、お金を管理しやすいことです。
また、自分がイメージしていた金額以上の支出がないように「やりくり」して、お金を管理することで「使い過ぎ」を未然に防ぐことができることもあります。
手元に残っているお金を自分の目で確かめることで、「無駄遣いせずに節約しよう」という意識が高まるので、お金を貯めるのに効果的かもしれません。
お金を使った日付だけでなく、使ったものや金額も記録しておけば、支出の原因や頻度など詳細を把握できます。
封筒貯金を成功させるコツ
そんな「封筒貯金」を確実に成功させるためのコツは、なんでしょうか。成功につなげるためには、自分なりに工夫することが大切です。
ここからは、成功させるための2つのコツについて説明しましょう。
お気に入りの封筒を使う
成功させるための1つ目のコツとしては、お気に入りの封筒を使うことです。
コンビニや文具店などで手に入る茶色や白い封筒もシンプルでよいですが、気に入った封筒を自分で用意したほうが、お金を貯めるモチベーションは上がるかもしれません。
もし、スポーツジムに通うことになったとして、新しく購入したウェア一式を身につけたら、これから一生懸命トレーニングを頑張ろうという意識や気持ちも高まるものです。
これと同じで、目的はお金を貯めることですが、毎日自分で用意したお気に入りの封筒を見ながらお金を貯めると、これからも続けようと思えるのではないでしょうか。
茶封筒や白封筒などを自分でデコレーションして、世界に1つだけのオリジナル封筒を作ってみるのもよいでしょう。
貯金目標額は必ず設定する
次に、2つ目のコツは、お金を貯めていくことを具体的にイメージできるよう、必ず貯金の目標額と期限を設定することです。
学校でのレポート提出や会社での仕事も、期限がなければどんどん後回しにして、なかなか終わらないということもあり得ます。
ダイエットも、漠然と「やせたい」と思うよりも、友人の結婚式までにやせよう、水着を着る夏までにやせようなど、「いつまでに」を具体的にイメージできたほうが成功率は高くなります。
人間は、期限があるからこそ事前に計画を立て、提出を間に合わせるよう努力するものです。「いつまで」を、自分の中で明確にしておきましょう。
そして、目標額をしっかり設定しておくことも大切です。
ダイエットでいえば、友人の結婚式までに3キロやせる、水着を着るまでにウエストを2センチ細くするなど、具体的な数字を期限とあわせて定めておくと、さらにイメージがはっきりしてきます。
「封筒貯金」も、提出期限やダイエットと同じで、「いつまでに〇万円」と目標の金額と期限をしっかり定めて成功率を高めていきましょう。
貯金スケジュールを決める
3つ目のコツは、「封筒貯金」を成功させるために、お金をためる際のスケジュールを決めておくことです。
せっかく期限が決まっていても、スケジュールが漠然としていると、なかなかお金は貯まりません。
どんな目的で貯金をするのか、どの程度の額を貯金したいのかにもよりますが、たとえば、「◯曜日に貯金する」「毎日〇時に貯金する」など、確実に貯金ができるようなスケジュールを事前に立て、それを実行すると成功率も高まります。
なお、一度立てたスケジュールは忘れないよう、念のため手帳やスマートフォンのスケジュール表に書き込んだり、封筒にルールとして書いておくとよいでしょう。
封筒貯金の向き・不向き
物事には何ごとも向き・不向きがあるように、「封筒貯金」にも、向き・不向きがあります。
ここからは、どんな人に向いていて、どんな人に向いていないのかについて考えてみましょう。
封筒貯金が向いている人
まず、「封筒貯金」が向いている人として挙げられるのは、現金派の人です。
昨今では、電子決済を取り扱うお店も増えていますし、キャッシュカードなどもありますが、そんな中でもやはり現金で買い物をしたいという人もいるでしょう。
電子決済やキャッシュカードとは違って、現金での取引が多い人は、まとまったお金を手元に置き、買い物などをする際に取り扱うことが多いため、お金を入れたり出したりすることがしやすくなります。
次に向いている人は、飽きっぽい人です。
「封筒貯金」の大きなメリットは、現金を目にしながらお金を貯められることです。
たとえどんなに飽きっぽい人でも、お金が貯まっていく様子を自分の目で確認できると、継続しやすくなります。
また、自分が決めたスケジュールによって、決まった額を封筒に入れる、というシンプルな作業だけなので、飽きっぽくても続けられるのではないでしょうか。
封筒貯金に向いていない人
「封筒貯金」に向いている人は、現金派の人と飽きっぽい人ということがわかりました。
それでは、向いていない人は、どんな人でしょう。
それは、キャッシュレス派の方です。
電子決済やキャッシュカードでの支払いを中心に生活している人は、そもそも現金を携帯しようという意識がさほど高くありません。
わざわざ「封筒貯金」のために銀行口座などから現金を引き出し、封筒でやりくりするという作業を、わずらわしく感じてしまうという人も少なくないでしょう。
そんなキャッシュレス派の方におすすめなのがアプリ上で「封筒貯金」ができるアプリです。
キャッシュレス派さんはアプリ上で封筒貯金!?「finbee(フィンビー)」
キャッシュレス派の方は、現金でやりくりする必要がある封筒貯金に、ハードルを感じることでしょう。しかし、「finbee(フィンビー)」を使えば、アプリ上で封筒貯金と同じ要領でお金を貯めることができるのです。
finbee(フィンビー)では、目標(お金を貯める目的・金額・期間)を設定、目標ごとに貯金を実施することができます。この目標が封筒貯金でいう「封筒」にあたり、お金の使い方を見直すことができるでしょう。
現金を手元に持たず、会計時も携帯やカードでサッと済ませてしまうようなキャッシュレススタイルでは、いつのまにかコンビニで細かいものを色々と買ってしまうなんてこともあるはずです。アプリ上で、封筒貯金ができれば、キャッシュレス派さんでも、計画的な貯金ができるようになります。
またfinbee(フィンビー)で貯金ルールを設定すれば、日常生活を送っているだけで自然にお金が貯まるようになります。
ルールといっても、決して大げさなものではなく、ムリせずに金額を設定できます。
たとえば、「毎日100円ずつ貯金する」「500歩歩いたら500円貯金する」「最寄り駅など登録した場所にチェックインしたら300円貯金する」など、普段の生活で起こることに絡めて貯金額を決めるだけです。
自分でルールを思いつかない人には、毎日アプリから配信されるお題をクリアすることでお金を貯められる「クエスト貯金」や、カードで払ったおつりに相当する金額分を貯める「カードでおつり貯金」などがあります。
歩くことが多い人なら、歩数を設定する「歩数貯金」、しっかりとお金を貯めるルールを自分でつくりたい人には「マイルール貯金」もおすすめです。
通学や通勤で決まったルートを通る人なら、登録した場所にチェックインしたら貯金する「チェックイン貯金」もよいかもしれません。
恋人や友人と一緒にお金を貯めたいという人は、招待機能を使って「シェア貯金」もできます。
もちろん、毎日・毎週・毎月のどれかを選んで自動的にお金を貯める「つみたて貯金」も可能です。
参考までに、実際にfinbee(フィンビー)を利用している人の「貯金ルール例」を紹介しましょう。
- 予定外のものを買わなかったら300円
- 推しが尊い瞬間に300円
- ベトナム旅行のために恋人とシェア
- ハワイへの卒業旅行のために友人とシェア
- 推しが出たTV番組を観たら300円
- みんなで女子旅をするために友人とシェア
- 月にやりたいことを3つ考えたら300円
なお、finbee(フィンビー)は、貯金額の0.1パーセントにポイントがつくというメリットもあります。
このポイントは、Amazonギフト券と交換できるので、さらにモチベーションも上がるのではないでしょうか。
まとめ
2021年が始まって3ヶ月が経とうとしていますが、外出できない日々が続いています。
そんな自宅で過ごしている時間を、コロナ禍が落ち着いて、行きたいところに自由に出かけられるようになったときのために、貯金するチャンスと捉えてみてはいかがでしょうか。
貯金を成功させたいなら、目標額と期限を決めてお金を貯める「封筒貯金」が効果的ですが、自分で封筒を用意したり、現金を出し入れしたりするのは面倒……と感じる人もいるかもしれません。
そんな人は、自分で決めた目標に対してムリなくお金を貯められるfinbee(フィンビー)を始めてみてはいかがでしょうか。