皆さん、計画的に貯金をできていますか。
「今年こそは貯金したい!」と意気込むものの、なかなかお金を貯められない人も多いでしょう。コロナ禍で世の中の経済が不安定な今だからこそ、しっかり貯金したいですよね。
そこで今回は、貯金が苦手な人の特徴と、貯金したい人が実践すべき取り組みを、年齢や状況別にご紹介します。
今年こそは貯金したいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
「貯金したいけど……」失敗していませんか?
リーディングテック株式会社が実施した「貯金実態調査」によると、全体の53%の人の貯金額が100万円以下だとわかりました。
さらに、100万円以下の回答の内訳を見ると、貯金額が5万円以下の人は約12.4%いるそうです。
回答者の中には、貯金したいと思っていてもできない人もいるのではないでしょうか。
ここでは、貯金が苦手な人に共通する主な3つの特徴をご紹介します。
収支を把握していない
貯金したいけれどできない人の1つ目の特徴は、「収支を把握していない」ことです。
家計の収支を把握するには家計簿などが有効ですが、株式会社マネーフォワードが過去に実施した調査によると、家計簿に挫折した経験がある人は全体の57.5%でした。
挫折した理由として、
・レシートを処分してしまった
・家計簿を記入し忘れてしまった
・そもそも家計簿をつけるのが面倒だと感じた
などが挙がっています。
しかし、家計簿などをつけなければ、家計の収支を把握するのは難しいでしょう。
家計の収支バランスを意識してないがためにお金をたくさん使ってしまい、貯金したいと思っていてもできないのかもしれませんね。
衝動買いが多い
貯金したいけれどできない人の2つ目の特徴は、「衝動買いが多い」ことです。
購入したい商品やサービスが本当に必要なものか、一度立ち止まって考えている人は少ないのかもしれませんね。
コロナ禍で外出の機会が減り、ネットショッピングで買い物を済ませている人も多いでしょう。
ネットショッピングはいつでもどこでも欲しいものを購入できる、とても便利なサービスです。ワンクリックで支払いをできる利点もありますが、それゆえによく考えれば必要のないものまで買ってしまうこともあるかもしれませんね。
また、実店舗でも「つい」購入してしまうことはありませんか。
スーパーやコンビニのレジの前などで新商品を見掛けて、「つい」カゴの中に入れてしまうこともあるでしょう。
1つの商品の金額が小さかったとしても、積み立てると大きな金額になってしまいます。
貯金したいと思っていても、衝動買いが多ければお金は貯まりにくいでしょう。
セット割引に弱い
貯金したいけれどできない人の3つ目の特徴は、「セット割引に弱い」ことです。
売り場で「3個まとめて買うと50円お得!」などのPOPを見かけることも多いでしょう。
このような表現はお得に感じますが、その商品は本当に3個まとめて購入する必要があるのでしょうか。
食品や電池など一部の日用品には、賞味期限や消費期限があります。
賞味期限のうちにすべてを食べきれなかったり、消費期限内に消費できない場合、せっかく購入した商品を廃棄せざるを得ないかもしれません。
また、文房具など消耗品の場合、同じデザインのものを使い続けると飽きてしまい、他のものを買いたくなることもあるでしょう。
セット割引は魅力的ですが、購入したものを期限内に消費できるか、あるいは気持ちよく使用し続けられるかなどを検討しないと、逆に損をしてしまうことも考えられます。
貯金したいと思っていても、いつもセット割引に踊らされて無駄な出費につながってしまっては、お金は貯まりにくいでしょう。
【年齢・状況別】貯金したい人が実践すべきこと
一言で「貯金したい」といっても、年齢や状況によって取り組むべきことや考え方は異なるでしょう。
ここでは、貯金したい人の年齢・状況別のアドバイスをまとめます。
<学生版>貯金したい人が実践すべきこと
学生の皆さんは社会人よりも収入が少なく、金銭的に安定しないケースが多いでしょう。特にコロナ禍のいま、アルバイトは厳しい状況です。
そのため貯金したい学生さんは、少ないお金でやりくりする必要があります。
まずは、出費額を見直してみましょう。
以下は、出費額を見直すために変えられる行動の一例です。
・毎日コンビニで購入あるいは学食で食べている人は、お弁当を持参してみる
・購入する必要のあるものを実店舗で見つけたら、ネットショップでもチェックして最安値のお店で購入してみる
また、スマートフォンなどの通信料も学生さんの支出を大きく占めているケースが多いようです。
日本のスマートフォンなどの通信料は、他国と比べて高額だと問題視されてきました。
価格の指摘を受けて、格安スマホにビジネスを見出した多くの格安SIMが台頭し、それに追随する形で大手キャリアが相次いで格安ブランドを発表したのは記憶に新しいでしょう。
各社はいま、あらゆる手段で顧客を取り合おうとしている最中なのです。
貯金したい人は、毎月支払っている通信料を把握したうえで、自分に適したより安いプランへの乗り換えを検討してみるのもよいでしょう。
また、新たに貯金用の口座を開設したり、500円玉貯金など簡単にできる貯金方法を実践することもおすすめです。
<社会人版>貯金したい人が実践すべきこと
社会人になると収入も増え、金銭的に安定してくる人も多いでしょう。一方で、貯金ができない社会人もいるのはなぜでしょうか。
これは「パーキンソンの法則」で説明がつきます。
「パーキンソンの法則」とは、イギリスの歴史・政治学者のパーキンソン氏が提唱した時間とお金にまつわる法則です。
パーキンソンの法則では、「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」とされています。
簡単にいうと、「収入があればあるだけ支出の額も増える」ということです。
これでは貯金したい人も、お金を貯めるのは難しいですよね。
この対策として、貯金したい社会人には「先取貯金」をおすすめします。
「先取貯金」とは、貯金したい金額を先に別口座などに移して貯金する方法です。
先に貯金したお金は、もともと手にしていないと考えましょう。貯金した分を差し引いた金額が自分の収入だと意識することで、その中でやりくりすることができます。
さらに、貯金用の別口座はお金が貯まっていく一方です。確認するたびに貯金額が増えていて、モチベーションも上がるのではないでしょうか。
また、会社の財形貯蓄制度を活用するのも有効でしょう。
社会人ならただ貯めるだけではなく、「貯金を増やす」ことを意識するのも大切です。つみたてNISAなどを活用して、お金がお金を呼び込む仕組みをつくり、貯蓄額を増やしていきましょう。
<実家暮らし版>貯金したい人が実践すべきこと
実家暮らしの方は、家賃などを支払う必要がないため、一人暮らしの人と比較すると出費が少ないでしょう。
一方で、その分つい「余裕があるから」と衝動買いをしてしまうことはありませんか。
そこで、貯金したい実家暮らしの人には、具体的な目標を立てて計画的に貯金を実践していくことをおすすめします。
ポイントは、「いつまでに」「何のために」「いくら」の3つの軸を立てることです。
例えば、「『2年後』に『海外旅行をするために』、『50万円』貯める」と目標を決めます。
2年で50万円貯めるためには、平均すると毎月約2万円貯める必要があることが分かりますね。
目標額が決まったら、毎月2万円を捻出するためにどのように行動を変えればよいのか考えましょう。
例えば、毎月飲み会に3万円かけているなら、飲み会に行く回数を3分の1に減らします。すると、1万円を貯金に回すことができますよね。
このように、「いつまでに」「何のために」「いくら」を定めると、目標を実現するための具体的な行動を考えられます。
また、漠然と貯金するよりも目標があるほうが、貯金したいというモチベーションも維持できるのではないでしょうか。
<一人暮らし版>貯金したい人が実践すべきこと
一人暮らしの人は出費が多く、お金を貯めることが難しいケースも多いでしょう。
そこで貯金したい一人暮らしの人には、生活費と貯金費をしっかり分けて管理することをおすすめします。
まず、生活費を見直しましょう。
先に携帯電話の通信料金の見直しについてご紹介したように、毎月一定額を支払う固定費を見直すことも重要です。
固定費が家計に占める割合は大きいので、固定費にメスを入れることで生活コストを大きくカットできるかもしれません。
固定費には、
・家賃
・光熱費
・保険
・車のローン
・駐車場代
などが含まれます。
固定費の見直しの一例として、光熱費を見てみましょう。
電力やガスの自由化に伴い、さまざまな企業が電力・ガス業界に乗り出しています。
そして、時間帯に応じて費用が変わるなど、生活スタイルに適したさまざまなプランを販売しているのです。
日中はほとんど電力を使わず夜に集中して使用する場合は、夜の電気代がお得になるプランなどを探してみてはいかがでしょうか。
生活コストを見直せば、貯金に回せる額も見えてくるでしょう。
「生活費が余ったら貯金する」のではなく、貯金額を前もって設定し、きちんと管理することが大切です。
貯金したい人の心構え
貯金したい人の年齢・状況別にのアドバイスをしてきましたが、共通することも多いです。
ここでは、貯金したい人の心構えについてお伝えします。
「本当に必要か?」を考える
貯金したいと思っていてもできない人の特徴として、「衝動買いが多い」ことを前述しました。
本当に必要なものなら正しい「消費」ですが、そうでなければ「浪費」、つまり無駄遣いということになります。
貯金したい人は欲しいものをすぐに購入せずに、本当に必要か一度立ち止まって考える癖を身につけましょう。
貯金を楽しむ
貯金したい人の中には「貯金=我慢」というマイナスなイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
マイナスなイメージのことは敬遠されがちなので、貯金に対して楽しいプラスのイメージを持つとモチベーションが保てるかもしれません。
貯金目標を決めることの重要性について前述しましたが、「〇〇円貯まったら〇〇を購入できる!」と考えたら、楽しくお金を貯められそうですよね。
また、限られたお金をいかに上手に回しながら生活するか、ゲーム感覚で考えながら貯金を楽しむのもよいでしょう。
「貯金=安心」を考える
貯金があると経済的に安定し、精神的にも安心できます。
特にライフステージが変わるときやアクシデントが起こったときには、大きなお金が動くことが多いです。
逆に、貯金がないために次のライフステージにステップアップできなかったり、アクシデントに対応することが難しくなることがあるかもしれません。
例えば、人生における大きなライフイベントとして、転職、結婚、出産、退職などがあります。
また、人生のアクシデントとしては、リストラ、病気、事故、自然災害や新型コロナウイルスのような新しい感染症などが考えられるでしょう。
このような人生の節目やアクシデントに備えて、ある程度貯金があったほうが安心ですよね。
貯金したい人は、このことも踏まえて貯金目標を決めるとよいでしょう。
貯金したい人におすすめ!「finbee(フィンビー)」
最後に、貯金したい人におすすめの貯金アプリfinbee(フィンビー)をご紹介します。
finbee(フィンビー)は、貯金したい人が日常生活の中で無理なく貯金ができるサービスです。
貯金のポイントとして、毎月の貯金額を先に決めて貯金する「先取貯金」をご紹介しました。
finbee(フィンビー)には「つみたて貯金」機能があるので、好きな間隔で自分が決めた金額を貯金することが可能です。
さらに、貯金したい人がとってしまう浪費行動を貯金ルールと組み合わせることで、お金を貯めていくこともできます。
以下はその一例です。
・お昼に外食をしてしまうことが多い人は、お弁当を作ったら500円貯金
・毎日ペットボトル飲料を買ってしまう人は、マイボトルを持参したら100円貯金
・ついつい飲み会に行ってしまう人は、飲み会を断ったら2,000円貯金
このように、finbee(フィンビー)では貯金したい人の生活スタイルに合わせて、お金を貯めるルールを自由にカスタマイズすることができます。
finbee(フィンビー)を活用したら、日頃から楽に貯金ができそうですね。
まとめ
貯金したいけれど失敗してしまう人の特徴や、年齢・状況別におすすめの貯金方法、貯金したい人の心構えについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
年齢や状況が違っても、貯金したい人の心構えには共通することが多いです。
生活費が余ったら貯金するのではなく、貯金額を前もって決めて残ったお金で暮らすことを実践すべきなのも共通点の1つでしょう。
また、どの年齢や状況でも貯金を楽しむことができれば、モチベーションが維持できるのではないでしょうか。
そのために、finbee(フィンビー)のようなアプリを活用してもよいかもしれませんね。