皆さん、昨年は計画的に貯金できましたか?
昨年はコロナ禍で大変な年でしたが、新しい1年を迎えて今年こそはお金を貯めたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、貯金を継続できないと悩みを抱えている人もいることでしょう。
そこで、今回は「毎日貯金」をご紹介します。
「毎日貯金」なら気軽に始めることができ、日々の暮らしの中で無理せず貯金ができます。
貯金が思うようにできない人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
「毎日貯金」とは?
「毎日貯金」という言葉をご存知でしょうか。
「毎日貯金」とは、1から365までの数字が記載された用紙を使用してお金を貯めていく貯金スタイルです。
具体的には、1から365までの好きな数を選び、その金額を貯金します。
そして、選んだ数をマーカーなどで塗りつぶします。翌日は、マーカーで塗りつぶしていない数を選択し、その金額を貯金するのです。
詳しく見てみましょう。
初日に50を選んだ場合、50円を貯金箱に入れ、数字を塗りつぶします。翌日は50以外の数を選び、その金額を貯金箱に入れ、数字を塗りつぶす……これを1年間毎日繰り返すのです。
365日続くことから、「毎日貯金」を「365日貯金」と呼ぶこともあります。また、数字を塗りつぶすのが塗り絵のようなので、「塗り絵貯金」と表現されることもあるようです。
ところで毎日貯金は貯金額がとても少額のため、貯金したと満足にいえるか不安に思う人もいるでしょう。
では、1円から365円まですべてを貯金したら、総額はいくらになると思いますか。
なんと、66,795円です。
66,795円の貯金があったら、何ができると思いますか?
株式会社リクルートライフスタイルは「じゃらん宿泊旅行調査 2020」を実施しました。
その結果、大人1人あたりが1回の宿泊旅行に掛けた平均費用は、5万9,800円だとわかりました。
毎日貯金をすると、平均的な1回の宿泊旅行をしても、お釣りが出ることになりますね。
韓国などの近場なら、海外旅行にも行けるかもしれません。
毎日貯金の始め方
それでは、毎日貯金を始めるにはどうすればいいのでしょうか。
ここでは、毎日貯金を始めるにあたり用意する2つの物をご紹介します。
チェックシートを用意する
まずは「1から365までの数字が記載されたチェックシート」を用意します。
毎日貯金のチェックシートを用意するには、主に2つの方法が考えられます。
手作り
1つ目は用紙を手作りする方法です。1枚の紙に1から365の数字を書くだけなので、簡単に作成することができます。
手作りのメリットとしては、自分の好みや性格に合わせられる点です。
例えば、飽きっぽい人は大きなポスター型の毎日貯金シートを作り、部屋の壁に貼ってみてはいかがでしょう。モチベーションを保てるかもしれません。
また、進捗度合いが日々気になる人は、手帳の1ページに毎日貯金シートを作って持ち歩くといいでしょう。
数字を書くのが面倒だと感じる人は、Excelなどを使用して作成するといいですね。
ダウンロード
2つ目は毎日貯金シートをダウンロードする方法です。
「毎日貯金シート」「365日貯金シート」「ぬりえ貯金シート」などと検索すると、毎日貯金シートを無料でダウンロードできるサイトがいくつかヒットします。
文具用品メーカーやWebデザイナーなどが運営するサイトから、さまざまなシートを無料でダウンロードすることができます。
メリットは、手作りよりも手間がかからない点です。
貯金箱を用意する
毎日貯金を始めるにあたり、もう1つ必要なものは「貯金箱」です。
最終的には66,795円分の小銭が貯まることになるので、大きめのものをおすすめします。
毎日使うものなので、お気に入りのキャラクターなど自分が好きなものにちなんだ貯金箱もいいでしょう。
毎日貯金のメリット
ここまで、「毎日貯金の概要」と「始めるにあたり用意するもの」についてご説明してきました。
何となく簡単そうだ……と感じた人も多いのではないでしょうか。
それでも毎日貯金を始めることに躊躇している人のために、3つのメリットをお伝えします。
気軽に始められる
毎日貯金の1つ目のメリットは、気軽に始められる点です。
前述しましたが、毎日貯金は1から365までの数字が書かれた用紙と貯金箱があればすぐに始めることができます。
また、1日の最大の貯金額は365円です。カフェでドリンクを注文するのと同じくらいの金額ではないでしょうか。
負担だと感じる人は少ないでしょう。
ところで、小銭を貯金する方法として「500円貯金」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
500円貯金も小銭を貯めるという点では、毎日貯金と同じです。
しかし、500円玉貯金の場合は500円玉という特定の硬貨がないと貯金ができないというデメリットがあります。
500円貯金を始めようと思ったときに、500円玉が財布の中になかったら、モチベーションが下がってしまうでしょう。
一方で今回ご紹介してきた貯金スタイルは、貯金する金額を毎日自分で決められます。
財布に小銭が少ない場合は少額を、小銭が多い場合は多めに貯金するなど、都度調整することができるのです。
ゲーム感覚で貯めることができる
毎日貯金の2つ目のメリットは、ゲームやパズル感覚で貯金ができる点です。
毎日貯金は、貯金する度に数字を塗りつぶします。
単純な作業ですが、色がついた数字が増えていくのはパズルやゲームを攻略するような感覚と似ています。
パズルの最後のピースを当てはめる時のワクワクドキドキした気持ちを思い出してみてください。
目標金額に達成する時は、きっとこのような高揚感を得られるのではないでしょうか。
また、クリスマスのアドベントカレンダーに取り組む楽しさとも似ているかもしれません。
アドベントカレンダーとは、クリスマスまでの日数をカウントダウンするためのカレンダーです。ポケットや扉がついていて、1日ごとに開けていきます。
すべてのポケットや扉を開いた日がクリスマスですが、当日を迎える気持ちはすがすがしい気持ちでしょう。
毎日貯金を始めてしばらくすると数字を埋めたいという思いが強くなるという声も聞きます。
これが貯金に対するモチベーションに繋がるのかもしれません。
数字を塗る順番に規則性を持たせたり色を変えたりして、ゲームらしさを持たせるのも楽しそうですね。
自由度が高い
毎日貯金の3つ目のメリットは、自由度が高い点です。
毎日貯金を自由にアレンジした例を2つご紹介します。
ゴールの金額を変更する
1から365までの数字に相当する金額を毎日貯金すると、1年で約7万円になると前述しました。
しかし、目標額が約7万円だと物足りない人もいるでしょう。
そのような人は、目標額に達成できるような数字を用紙に記載してみてはいかがでしょうか。
例えば、1年で20万円貯金すると目標を立てたとしましょう。
この場合は、3、6、9……といったように3の倍数を毎日貯金シートに記載します。
最後の365番目の数字は1,095になります。
そして3の倍数を毎日貯金すると、1年後にはなんと200,385円になるのです。
20万円あれば海外旅行の夢も叶うのではないでしょうか。
このように、シートに記載する数字をアレンジすることで、目標貯金額に合わせて毎日貯金をすることができます。
分割貯金する
毎日貯金を続けていくと、貯金しようとした金額が既に塗りつぶしてあった、というようなことが起こります。
例えば、今日は350円を貯金しようと思っていたのに、既に350の数字は塗りつぶしてしまっていた、というようなことです。
このような場合、貯金したいと思っていた金額を分割する方法もあります。
まだ塗りつぶしていない数字を組み合わせて、合計で350円にするというやり方です。
合計で350円になる組み合わせは、330と20、300と50、273と67など何通りもあります。
これは算数の勉強にもなるので、お子様と一緒にやるのもおすすめです。
毎日貯金のデメリット
上記のように、毎日貯金にはさまざまなメリットがあります。
一方で、デメリットがあるのも事実です。ここでは、主な2つのデメリットをお伝えします。
継続する
株式会社あおぞら銀行が実施した「キャッシュレス時代の貯金に関する調査」によると、6割の人が貯金箱を使用していないことがわかりました。
主な理由として「お金が貯まらなかったから」「金額を数えるのが面倒だったから」などが挙がっています。
毎日貯金は1日の貯金額が少額で済むことがメリットですが、その反面でお金が貯まっていく感覚がつかみづらいデメリットがあります。
1日の貯金額を目にするとモチベーションが保ちづらい人は、1年間で貯まる金額に目を向けるようにしましょう。
また、目標をもって貯金をすると、さらに継続しやすくなるのではないでしょうか。
漠然と「1年間で約7万円貯金する」と思いながら貯金するよりも、「〇〇を購入するために約7万円貯金する」と思いながら貯金した方がモチベーションが上がりませんか?
毎日貯金をすること目標とするのではなく、「何を実現したいのか」を目標に設定するようにしましょう。
小銭を用意する必要がある
毎日貯金は、どうしても小銭が必要です。
小銭がない場合、現金で支払いをしてお釣りをもらう必要がありますね。
現金を使わないキャッシュレス派さんにとっては、小銭を用意することが難しい場合もあるでしょう。
キャッシュレス派さんにおすすめの毎日貯金アプリ「finbee(フィンビー)」
毎日貯金のデメリットとして、小銭を用意する必要があるとお伝えしました。
キャッシュレス派の人は、小銭を用意するのが難しいですよね。
そこで、キャッシュレス派の人にはアプリを活用した貯金スタイルをおすすめします。
ここでは、貯金アプリ「finbee(フィンビー)」を例にご紹介しましょう。
finbee(フィンビー)は「貯金をもっと楽しく、カンタンに」をコンセプトに、ライフスタイルに合わせた貯金をサポートする自動貯金アプリです。
このアプリでも、ご紹介してきた毎日貯金に近い貯金スタイルが可能です。
例えば、finbee(フィンビー)の機能の1つに「つみたて貯金」があります。
「つみたて貯金」機能を利用すると、好きな間隔で好きな金額を自動的に貯金することができます。貯金の間隔を「毎日」に指定することで、自動的に「毎日貯金」をすることが可能です。
finbee(フィンビー)には、他にも貯金目的や貯金ルールを自分で決められるユニークな機能がたくさんあります。
その1つ、「おつり貯金」は商品購入時に設定した金額で支払ったことにし、そのお釣りを貯金する機能です。
例えば、おつり貯金の設定金額を1,000円とします。そして800円の買い物をしたとしましょう。
この場合、1,000円で支払ったと仮定し、お釣りの200円が自動で貯金されるというわけです。
他にも歩いた歩数に応じた「歩数貯金」や、指定した場所に到着した時に「チェックイン貯金」などの機能があります。
また、「マイルール貯金」では自由に貯金ルールを作ることもできます。
「お弁当を作ったら100円貯金」、「ビールを買うのを我慢したら300円貯金」など、自分の生活スタイルに合わせたルールを自由に作れます。
これなら、意識しなくても毎日貯金ができそうですね。
まとめ
「毎日貯金」についてご紹介しましたが、いかがでしたか。
毎日の生活の中で、無理せず貯金ができたら理想的ですよね。
そして、コツコツ貯めたお金で欲しかったものを手に入れた時の喜びはなんともいえないものでしょう。
これを機に、自分に合った方法で毎日貯金をしてみませんか?