皆さん、「今年の目標」の達成状況は順調ですか?
年明けに「今年やり遂げたいこと」を心に決め、達成に向けて頑張っていこうと意気込んでから数ヶ月。「目標を立てたものの、状況が変わってしまった」「何だか上手くいかない…」など、なかなか思うようにいっていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
目標が達成できない理由はどこにあるのでしょうか。
本記事では「立てた目標がそもそも妥当なのか」という観点から、目標を見直しながら「今年の目標」を達成するためのコツをお伝えします。
目次
今年の目標を見直す効果とは?
せっかく一年の目標を立てたからといって、実現不可能な目標を抱えながら生活を送っていくのはつらいことです。
そのような状況では、心の中で「目標が達成できない」という無力感を増殖させてしまうので、精神的にもいい影響は及ぼしません。
「目標の達成が難しいようなら目標は見直すものだ」と考えを改めてみてはいかがでしょうか。
例えば年初に「今年の目標」を立てたら、年内に何度か見直しをする機会を設けます。
なぜなら、私たちの生活や環境は日々変化していくからです。
今年の目標を設定した時と今現在の生活の状況が少しでも変わった時は、設定した今年の目標が現状に見合っているかどうか、無理なく達成することができそうかなど、自分で検証してみましょう。
目標を見直す過程で、達成まで正しい道を歩めているかどうかを確認したり、達成を妨げている問題点の発見や改善も行えたりしますので、大事な時間でもあります。
今年の目標を現状に合わせて見直すことで、今年の目標の達成へ向けてより動きやすくなるので、達成に近づきやすくなるでしょう。
達成に近づけばモチベーションも上がっていきます。
まずは目標の達成度を振り返ろう
見直しを行う前に、まずは今年の目標の達成度を振り返ってみましょう。
方法は簡単です。自分が年始に作成した目標について、「順調」「進めているが順調ではない」「ほとんど手を付けられていない」といった形で達成度をグループ分けしてみましょう。
そして、判定に応じて具体的な対策について考えていきましょう。
詳しい目標の見直し方法については後ほどご説明しますが、各グループについておおよそ以下のような対策が必要となります。
「順調」だったものについては、意気込みを新たに、今後も継続して実践し続けていきましょう。ただし、進め方について「よりよい方法はなかったか」を考え、必要に応じて改善をするのも重要なポイントです。
「進めているが順調ではない」ものについては、目標そのものに問題があるのか、進め方に問題があるのかを詳しく見直す必要があります。
「手を付けられていない」ものは、そもそも自分が本当に達成したいと思える目標だったのかどうか、そして実現可能な目標だったのか、再検討が必要です。
ここで、目標の達成度の振り返りに関連して、日頃から達成度が見えやすい方法で進捗を記録するコツについてもご紹介していきましょう。
手軽にできて進捗が見えやすい方法を4つまとめました。
まず、1つ目は「日記をつける」方法。
今年の目標を設定したら、日記帳の最初のページに今年の目標を記載し、達成のために毎日何をしたかを記していきます。
手帳のマンスリーページに1行だけ目標を達成するために何をしたのか記すのも効果的です。
日記や手帳に今年の目標を記すことによって、後から読み返すことができるだけでなく、進捗状況の記録にもなるので、一目で達成度を把握できます。
2つ目は、「付箋を使う」方法。
目標達成までに必要なステップをひとつひとつ付箋に書き出し、よく目に触れる場所に貼っておき、ステップをひとつクリアしたら、対応する付箋を剥がしていくなどのルールを設ければ、ゲーム感覚で楽しみながら目標の達成に近づくこともできます。
今年の目標をあとどのくらいで達成できるか視覚的にも分かりやすいので、モチベーションが高い状態を維持することにもつながります。
3つ目は、「SNSを活用する」方法。
SNSを利用して今年の目標を達成することに向いているのは、日記を毎日書くのはハードルが高いと感じていらっしゃる方や、面倒なことが嫌いな方、自分に甘くなってしまいがちで長続きをさせることが苦手な方にオススメです。
SNSで今年の目標を宣言すれば、より多くの人に応援してもらえたり、同じ目標を持った人とつながることで、お互いに励まし合ったりすることができます。
今年の目標の達成に向けて、モチベーションを維持できるだけでなく、SNSで発信するネタを作るために行動するようになるので、目標の達成に近づきやすくなるでしょう。
最後は「目標管理アプリを利用する」方法。
現在、スマホ向けのアプリとして目標管理に特化したものが多く提供されています。
それらを使えば、毎日の進捗状況を折れ線グラフやカレンダーなどで把握できたり、全体の達成度を簡単に把握できたりと、目標達成のための強い味方となってくれます。
スマートフォンは常に持ち歩いているという方も多いでしょうから、実行したらすぐに記録できるなど利便性の高さが魅力です。
こちらの記事でも目標達成をサポートしてくれるアプリを紹介しています。
「目標達成サポートアプリで習慣作り!おすすめアプリをタイプ別厳選」
目標の見直し方法とは?
ここからは、今年の目標の見直し方法について具体的にご紹介していきます。
ご自分の目標の立て方に当てはまるものや初めて知るものがあるでしょうか。
今後、目標を立てる時の参考にしてみてください。
そもそも目標設定に問題がないか、改めて確認
今年の目標を設定しようとするとき、ほとんどの人が極端に高い目標を設定してしまいがちになります。
極端に高い目標は、ふわふわとした夢のような内容で、現実感が伴いません。
あまりに現実からかけ離れた目標を設定してしまうと、途中で諦めやすくなってしまったり、意欲を削いでしまったりして逆効果になります。
一方、努力してギリギリで達成できるかどうかというような目標を設定することができれば、チャレンジ精神を刺激し、モチベーションを高めてくれます。
毎年「今年の目標」を立てるものの達成率が低すぎる方は、目標の設定方法に問題があるかもしれません。
目標が達成できないのは、自分の努力が足りないからだと考える方が多いようですが、そのような方は「SMARTの法則」に沿って目標を見直してみるのがオススメです。
SMARTの法則とは、目標を立てる時に欠かせない5つの成功因子からなるものです。
SMARTの法則を使った目標の立て方については、こちらの目標設定メソッドを紹介する記事でも詳しくお伝えしていますが、今回はこちらの法則を「目標の見直し」に応用してご紹介します。
「S」Specificー立てた目標が明確であるか
この場合の明確であることとは、「誰が見ても同じ認識を持つことができる」という意味です。
「◯◯をできるようになる」など、曖昧な目標の立て方では何を達成とみなすか判定できなくなり、必要な行動がわかりづらくなってしまいます。
「今年中に50万円貯金する」というように明確な目標になっているか、見直してみましょう。
「M」Measurableー目標の進捗度を測定できるか
「Measurable」が示すのは、目標に対する進捗度合いを測定できるかどうかというポイントです。
先ほど例に挙げた「今年中に50万円貯金する」の場合は、「50万円」という明確な目標値があり、現状の貯金額をもとに進捗度合いを測定できるため、「Measurable」を満たしているという目標であるといえます。
これがもし「貯金する」という目標だけになっていると、進捗をしっかり把握できなくなってしまいます。
今立てている目標について、現状の進捗を明確に測れるかどうか、見直してみましょう。
「A」Achievableー達成可能か
前項でも記した通り、高すぎる目標を立てることは意欲を削いでしまい、途中で諦めてしまう要因になります。
これまで目標に向けて頑張ってきた内容を振り返った上で、目標そのものが高すぎる非現実的な目標になってしまっていないかを再確認しましょう。
もしあまりに高すぎる目標になっているのであれば、内容を見直しましょう。「少し頑張れば達成できる」ラインに目標を定めるのがポイントです。
「R」Relevantー関連性はあるか
この場合の「関連性」とは、何のために目標を設定し、目標を達成した後には何が待っているのかをイメージすることです。
目標との関連性を明確にすると、高いモチベーションを維持することができるようになります。
今立てている目標は、その先に何が待っているのでしょうか?
もし曖昧になってしまっている目標があれば、改めて考え直してみましょう。
「T」Time-boundー期限の設定
目標を立てる時、期限を設けることも重要です。期限がなければダラダラと先延ばしにしてしまい、いつになっても目標が達成できません。
「今年の目標」といっても、1年間まるごと時間を掛ける必要がないものもあるでしょう。期限までの時間が長すぎても、目標達成を先延ばしにしてしまう理由になってしまいます。「これは◯◯月に終わらせる」など、目標に合わせて適切な期限を設定しましょう。
このように「SMART」の法則に従って目標を見直すことで、今の目標設定に問題や抜け漏れがないかを確かめることができます。
進捗に問題のある点を分析・改善
今年の目標を達成するまでの進捗度を確認し、現状を把握しましょう。
前半でご紹介したように、達成度や行動の進捗状況によってグループ分けを行った結果をもとに、対策を立てていきましょう。
ここではわかりやすいように、さきほどのグループに対してA〜Cの名前を付けています。
- グループA:順調
- グループB:進めているが順調ではない
- グループC:ほとんど手を付けられていない
グループBに該当した場合はどこで遅れたのか、どうしたら目標を達成できるかどうかをしっかり見極める必要があります。さきほどのSMARTの法則に今の目標を当てはめてみて、何か不足している点がないかを確認してみましょう。
また、グループCについては、なぜそうなったのかを振り返る必要があります。設定した今年の目標が高すぎる可能性もあるでしょう。
もしも原因がわからないまま放置してしまうと、今後目標を立てる時に同じ状態に陥ってしまいます。今年の目標をしっかり達成するためには、進捗の妨げになっている問題をしっかり把握し、その問題を解消することが大切です。
目標達成のための「小目標」を設定
目標を達成するためには、小さな努力の積み重ねが必要です。
そのためには、「今年の目標」と大きな目標だけを漠然と追い続けるよりも、小さな努力をしやすくするために、「今年の目標の達成につながる小さな目標」を立てることが重要です。
小さな目標を設定し、小さな努力で着実にこなしていくと、達成感を得ながら着実に前に進むことができます。
最終的な今年の目標を達成するための過程を小目標として立てることで、無理なく楽しく目標に向かって努力できるのです。
前述のグループBに該当するような進捗が遅れている目標も、小目標を立て直すことで目標を達成する過程を明確にしたり、無駄な作業がないか確認もできたりするので、結果的に目標の達成に向けての効率アップが期待できます。
目標を途中で修正する場合は、達成までの過程も含めて見直し、小目標も再設定しましょう。
残り期間のスケジュールを決定
今年の目標について、達成度の把握や見直しができたら、次に行うことはスケジュールの引き直しです。
現在のスケジュールのまま行動して今年の目標が達成できるかを再確認してみましょう。
もし、このままのスケジュールでは間に合わないことが分かったら、すぐにスケジュールを修正しましょう。
目標の達成を阻む問題点を確認し、目標を見直してスケジュールも改善したら、次に目標を見直し進捗度の確認を行う時期を決めます。
こまめに状況を確認すれば、その都度問題を発見し、問題が小さいうちに解決を図れるので、効率的かつ確実に目標を達成できます。
スケジュールの引き直しや細かな見直しは、目標の達成には欠かせません。
まとめ
年のはじめに立てた目標、最初は「頑張ろう!」と思っていても、時間が経つとその気持は段々と薄れてしまいます。
また、掲げた目標が高すぎれば自分に諦める言い訳を与えてしまう可能性がありますし、反対に掲げた目標があまりに低いと、頑張る必要がなくなり、得られるものが少ない取り組みになってしまいます。
そこで必要となるのが、目標の見直しです。目標を適正な高さで立てるだけでなく、定期的に進捗を確認し見直すことで、改めて「頑張ろう!」という気持ちが蘇り、モチベーションを高く保つことができます。
記事でご紹介した「SMARTの法則」を目標の見直しに応用したり、小目標の再設定、スケジュールの引き直しを行ったりすることで、目標達成に向けた努力の方法を再確認し、達成に近づけていきましょう。
そして、目標を見直すことで改めて費用の見直しもできるはずです。そのお金は「自動貯金アプリ『finbee』」で楽しく貯金しましょう!
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また、毎日のルーティーンに貯金を取り入れる機能などが搭載されているので、意識的に頑張る必要がありません。
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