100万円貯めるぞ!と意気込んだ経験はあっても、実際に100万円を貯金を達成した経験がある人は少数ではないでしょうか?
それはお金を貯めるコツを知らなかったからかもしれません。
無理なダイエットと同様に、無理な貯金は挫折のもと。
無理なく確実にお金を貯める方法を知って、100万円貯金に挑戦してみませんか?
目次
100万円を貯めるために
100万円を貯めることを目標に、まずは初期設定をします。
実はこれはお金を貯めるためにとても重要なことなのです。
100万円貯金スタートの前に、これからお伝えする2つのことを決めましょう。
貯金の目的を決める
100万円を貯めるためにはモチベーションを保つ必要があります。
買いたいもの、食べたいもの、行きたいところなど、生活をする中でたくさんの誘惑に直面するたび、「100万円を貯めるぞ!」という確固たる意思が必要になるでしょう。
そんな時に自分を引き止めてくれる確固たる意思こそ、100万円を貯める目的です。
100万円の使い道がより具体的に決まっていた方が、誘惑に負けることなくお金を貯めることができます。
いつまでに貯めるか決めよう
100万円を貯める目的が決まったら、次に決めておくべきことはいつまでに貯めるかという目標の期限です。
だらだらと貯め続けるよりも期間を決めた方が、集中して貯金に励むことができます。
「いつか100万円貯まるだろう」といったゆるい心持ちでは100万円の壁はあまりに高く、達成することは困難と言えます。
「いつまでに貯める!」という期間設定は、お金を貯める目標となり、毎月の指標も見えてくるでしょう。
次の章からは、1年間で100万円を貯めるための手段を具体例を挙げて紹介します。
1年間で100万円を貯める、その前に
では早速100万円目指して頑張りましょう!⋯⋯と、その前に。
目標通りにお金を貯めるためのポイントをひとつ、ご紹介します。
1ヶ月ごと・1日ごとの貯金額を明確に
1年間で100万円を貯める!と決めたとき、必要となるのが計画性です。
1年間で100万円という最終目標額は決まっているので、それを細分化し、1ヶ月ごとの目標額、1日ごとの目標額を算出しましょう。
単純に計算すると、
1年間⋯⋯100万円
1ヶ月⋯⋯83,333円
1日 ⋯⋯2,777円
1日あたり2,777円ほど貯め続けることで、1年後には100万円貯金できることになります。
目標額が明確になると、すべきことがわかりやすくなるだけでなく、日々の達成感を感じやすくなります。その積み重ねが100万円の貯金を達成させるのです。
さて、100万円貯金に向けての長期的な目標額と短期的な目標額がわかりました。
次の章では、100万円の貯金に向け、具体的な貯金の方法にフォーカスを当ててみましょう。
無理なく100万円を貯金する方法
長期的な目標額と短期的な目標額がわかったら、貯金すべくお金を捻出する必要があります。
とはいえ、生活を圧迫してしまっては、続けること自体が難しくなってしまうでしょう。
100万円貯金への道のりは長いので、無理なく確実にお金を貯めることができる方法を考えてみました。
まずは毎月の固定費を見直そう
固定費とは、一定の期間ごとに必ず支払っている費用を指します。
この固定費を見直すと、毎月一定額を貯金に回し続けることができます。
100万円を貯めるためにも、見直すことのできる固定費を挙げてみましょう。
住居費(住宅ローン・家賃)
もっとも手を付けるのが大変ですが、効果も大きいのが住居費です。
貯金を始めるにあたり、最初に一度だけでも、居住費について見直しができないか検討しておきましょう。
住宅ローンがある場合、ローンの借り換えを試算してみましょう。
もし借り換えをする必要がなくても、借入をしている金融機関に金利の引き下げ交渉ができるかもしれません。
現在適用されている金利が、借り換えをする場合の金利と比較して高い場合は、金利の引き下げ交渉に応じてもらえるかもしれません。
また、家賃が発生する賃貸の場合、家賃の安い家への引っ越しを検討してみるのもいいかもしれません。
ですが、引っ越しには費用がかかるので、マイナスになってしまうようなら家賃の減額交渉をしてみましょう。
もし近隣の相場よりも家賃が高い場合や、契約時よりも住居を取り巻く環境が悪くなっている場合は、家賃の減額交渉がしやすいと言われています。
光熱費(電気・ガス)
電気やガスの自由化により、それらの供給会社をユーザーが選択できるようになりました。
生活スタイルにあったプランのある会社に乗り換えると、光熱費が格段に安くなるかもしれません。
また、最近では様々な会社で電気やガスの供給を行っており、契約に付随する特典も多岐に渡ります。
例えば、ガソリンスタンドを経営する会社で電気を契約をすれば、ガソリンも割り引きになったり、携帯電話の会社で契約をすれば通信費とのセット割引が適用されたりするなど、光熱費を見直すことで、他の固定費の節約につながるケースもあります。
もちろんプランの見直しだけでなく、日常生活での無駄使いを抑える工夫も重要です。
通信費(携帯電話・インターネットなど)
携帯電話を大手の会社で契約している場合、格安スマホや格安SIMに乗り換えることで、大幅に通信費の節約ができる可能性があります。
また、自宅のインターネット回線も使用状況に応じて乗り換えを検討してみましょう。
現在の契約を見直すことで、好条件のプランが見つかったり節約になったりするかもしれません。
各種保険料
生命保険や医療保険、学資保険、地震保険や火災保険など、万が一に備えて多種多様な保険に入っていることと思います。
備えることは大切ですが、保険にお金をかけすぎて貯金ができないのは困りもの。
契約内容を再確認し、ライフスタイルに合わせた優先順位を付けてみましょう。
また、複数の保険を契約している場合は、内容の重複がないかもチェックポイントです。
過去に契約したまま忘れているような保険はありませんか?
心配は尽きませんが、収入に対し過度な契約をしている場合は見直しをしてみましょう。
自動車の維持費
自動車にも保険料や自動車税、駐車場代など一定の固定費がかかります。
そもそも、自分のライフスタイルに自動車が必要か、再度考えてみましょう。
使用頻度が低ければ、レンタカーやカーシェアリングで事足りるかもしれません。
そうすると、保険料や自動車税、駐車場代のほか、車検などのメンテナンス費用、タイヤやワイパーのような消耗品代など大幅な節約につながります。
もし自動車が日常的に必要であれば、自動車税の安い車や燃費のよい車への乗り換えも検討してみましょう。
削減見込みの固定費を除く、残りの貯金額を計算
固定費を見直すと、毎月貯金に回せる額が明らかになります。
他のことに使ってしまいたい気持ちを抑え全額貯金に回すとして、毎月の目標額が残りいくらになるかを計算しましょう。
例えば、固定費の見直しで毎月2万円を貯められるとしたら、12ヶ月で24万円が貯まります。
目標の100万円まであと76万円。
それを日割りしてみましょう。1日いくら貯めれば100万円に届くでしょうか。
貯金目標額を「先取り」する
固定費を見直したあとは、貯金を先取りできる「先取り貯蓄」を取り入れてみましょう。
先取り貯蓄とは、貯めたい金額を予め収入から差し引いてしまう貯金の方法です。イメージは「給料天引き」に近いものです。
先取り貯蓄は、設定した貯金額を毎月給料が振り込まれる口座とは別の口座に、自動的に貯めていくシステムです。
給料が振り込まれる口座には、先取り貯蓄の金額を差し引いた額だけが残るため、差し引かれたお金はなかったものとして生活費のやりくりができます。
一度設定すれば、毎月金融機関にお金を預けに行く必要がないため、手間もかかりません。
職場に社内預金や財形貯蓄制度があれば、給料から天引きにする手続きをとってもいいでしょう。
もしくは、各金融機関で先取り貯蓄用の口座を開くことをおすすめします。
お金を貯める仕組み・ルールを作る
このように、先回りしてお金を貯める仕組みやルールを作っておくと、無理なく無意識にお金を貯めることができます。
先取り貯蓄のように、自動的に貯金ができる仕組みは貯金を長続きさせるポイントです。
100万円貯金を目指すにあたって、おすすめの仕組みや貯金のルールをまとめてみました。
定期預金
定期預金は、定期的に口座にお金を預ける預金方法です。預けたお金は一定期間引き出すことができません。
一般的には普通預金よりも高い金利に設定されています。
預ける期間を自分で決めることができ、尚且つ気軽に引き出すことができないため、蓄えたお金は定期預金に入れておくと確実です。
ただし、預入期間の途中で解約をしてしまうと、解約手数料がかかってしまうことがあるので、慎重に利用しましょう。
積み立て
積み立ては正式には積立定期預金といいます。定期預金と混同されやすいのですが、内容はやや異なります。
どちらも月々一定額を預金し、満期になると払い戻されますが、積み立ての場合はボーナス時に預金額を増やしたり、臨時収入があったときなどにATMから追加で預けたりもできます。
そのため、定期預金よりも自分のペースで貯金ができる方法です。
ですが、いつでも引き出し可能な積み立てもありますので、拘束力は定期預金よりも弱いといえます。
小銭貯金
100万円貯金を目指すには、コツコツお金を貯める小銭貯金も有効な手段です。
明確なルールはありませんが、お釣り貯金や500円玉貯金は広く知られている方法です。
銀行などの金融機関に出向く必要がないため、比較的始めるハードルも低いと言えます。
小銭貯金はルールを決めて実践することが多く、例えば
- 日常生活でもらったお釣りや余った小銭を貯めていく「お釣り貯金」
- 500円玉をお釣りでもらうたびに貯める「500円貯金」
- 何かを買ったつもりでその分のお金を貯める「つもり貯金」
など、様々な形があります。
最近では貯金が楽しくなるような貯金箱もたくさん売られています。
貯まるまで開けられないもの、達成感を感じやすいもの、インテリアとして映えるものなど、100万円を貯めるべく、モチベーションアップにつながるものを見つけてみましょう。
自動貯金アプリfinbee
最後に、ユニークな方法で貯金ができるアプリ、「finbee(フィンビー)」をご紹介します。
これまでにご紹介した貯金方法のいいとこ取りができるのがこのアプリです。
「finbee(フィンビー)」では、設定した目標貯金額に向けて、自分が設定したルールに基づいて自動的に貯金が行われます。
例えば以下のようなルールです。
- その日歩いた歩数に応じてお金を貯める「歩数貯金」。
- 登録したスポットに行くたびにお金を貯める「チェックイン貯金」。
- 電車で座れたら貯金、22時以降のお菓子を我慢できず食べてしまったら貯金などの「マイルール貯金」。
- 設定した金額と実際に使った金額の差額を貯金する、カードの「空き枠貯金」。
- カードでお金を支払うたびに、設定した額の差額分お釣りが発生すると仮定し、その金額を貯める「カードでおつり貯金」。
このように、さまざまな貯金ルールが設定可能なので、自分が無理なく行えるルールを設定すれば、ゲーム感覚で楽しみながら貯金することができます。
アプリを確認すれば、今いくら貯まっているか、達成日まであと何日かが一目でわかりますし、貯金の目的も入力できるので、モチベーション維持に役立ちます。
先取り貯蓄のように、自動的にお金を貯める仕組みをアプリの操作ひとつで設定することができるので、あればあるだけ使ってしまう人も自然とお金を貯めることができます。
初期設定も簡単で、finbeeを金融機関の口座に連携させ、その口座の中にfinbee専用の口座を作ります。
そして、その中に自分で設定した貯金金額が自動的に貯まっていくのです。
毎日・毎週・毎月と好きなペースを選ぶことができるので、無理のない頻度を選択しましょう。
自動的にお金を貯めるシステムと、楽しみながらお金を貯めるシステムが融合し、無理なく100万円貯金を達成できるのではないでしょうか。
まとめ
目標額である100万円まで貯金する道筋が見えてきたでしょうか?
固定費の見直しと自動的にお金を貯めるシステムの活用が100万円貯金成功の秘訣だとわかりました。
それに加え、楽しんで取り組むことができれば、100万円は意外にもあっさりと貯めることができるのかもしれません。
貯めた100万円で何をしようかと考えるとワクワクしますよね。
ぜひ、あなたに合った方法をで、楽しく無理のない貯金に挑戦してみてください。