日々の仕事や家事に追われていると、プライベートな時間を疎かにしがちで気付いたら休日が終わっていたという人も多いのではないでしょうか。仕事で高い成果を得るためにはプライベートな時間を充実させることも重要です。
気分をリフレッシュさせて活力を得るためにはアウトドア系趣味が有効ですが、実際にどのような趣味があるのか分からないという人も多いと思います。そこで今回は、おすすめのアウトドア系趣味をいくつかのジャンルに分けて紹介します。一人でできる趣味やグループで楽しめる趣味、お金がかからない趣味まで多様なジャンルを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アウトドア系趣味のメリット
アウトドア系趣味を楽しむことでどのようなメリットがあるのか、今回は5つのポイントに絞って紹介します。
健康維持に役立つ
アウトドア系趣味のなかには外に出て体を動かすものが多く、健康維持に役立つメリットがあります。屋内で楽しむ趣味よりも体を適度に動かしたほうが運動不足の解消にも役立ち、健康的に過ごすことができることでしょう。
運動が得意な人はもちろん、運動が苦手な人であっても手軽に楽しめるアウトドア系趣味も多く、その人のレベルに合わせた趣味を楽しむことができます。
気分がリフレッシュされる
外に出て新鮮な空気を吸うことで気分もリフレッシュされ、前向きな気持ちになるものです。たとえば仕事で行き詰まったり気分が落ち込んだりしている場合も、外に出てみることでさまざまな刺激を受けて新たなアイデアが浮かんでくるかもしれません。
ストレスを発散したり仕事への活力にするという意味でも、インドア系趣味よりもアウトドア系趣味のほうが適しているケースは多いです。
手軽で費用がかからない趣味も多い
アウトドア系趣味の定番といえばキャンプや釣り、ゴルフなどがありますが、いずれもお金がかかってハードルが高いというイメージをもっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、なかにはアウトドア系趣味であってもお金がかからず手軽に始められるものも少なくありません。予算に合わせて多様な楽しみ方を見つけられるのもアウトドア系趣味の良いところです。
一人でもグループでも楽しめる趣味が多い
趣味の楽しみ方は人それぞれで、仲間や家族でワイワイ楽しみたい人もいれば、あえて一人でマイペースに楽しみたいという人もいます。
アウトドア系趣味のなかには一人で楽しめるものから大人数で楽しめるものまで幅広く、その人に合わせた楽しみ方があるのも大きな魅力といえます。
交友関係が広がりやすい趣味もある
趣味を始めると仕事以外での交流が広がり、同じ趣味をもつ人同士でさまざまな交友関係を得ることにつながります。
年齢や性別、キャリアなどに関係なく多様な人との交流をもつことでさまざまな刺激を得て、新たな生きがいを発見できるかもしれません。趣味を通じて知り合った人は仕事上のしがらみもないため、さまざまな悩みを相談できる仲に発展することもあります。
低予算で始められるアウトドア系趣味
実際にどのようなアウトドア系趣味があるのか、いくつかの事例を紹介していきましょう。まずはできるだけコストをかけたくない人に最適な、お金のかからないアウトドア系趣味を3つご紹介します。
自然観察・森林浴
山や川などに行って楽しむ自然観察や森林浴は、お金のかからないアウトドア系趣味の代表格です。都心に住んでいると自然観察や森林浴を楽しめる場所は限られていると考えがちですが、身近な公園や川沿いを歩くだけでもさまざまな生き物や植物を目にすることができます。
また、都心から電車で日帰りできるほどの場所にも自然観察や森林浴に最適な場所は多く、交通費のみで手軽に楽しめるアウトドア系趣味としておすすめです。
季節によって姿を変える自然をダイレクトに感じられる自然観察は、その人に合わせて自由な楽しみ方ができるのも大きな魅力です。自然の景色全体を見て四季の移ろいを感じる楽しみ方もあれば、小さな植物や生き物を細かく観察する楽しみ方もあります。気に入った景色や生物がいたらスマートフォンやデジカメで写真に残しておくのも良いでしょう。
サイクリング
普段通勤や通学で使用している自転車を使って、いつもとは違う道を走ってみるだけでもさまざまな刺激や発見を得られるものです。サイクリングは運動不足解消にも役立ち、体力がついてきたら徐々に行動範囲を広げてみるのもおすすめです。
一般的なシティサイクルでも十分楽しめますが、自転車での走りそのものを楽しむのであればロードバイクなどに挑戦してみるのもおすすめです。サイクリングによって体力がついてくると、いつもは電車やタクシーで移動するような距離も自転車で難なく移動できるようになります。また、自転車での通勤や通学も苦に感じることがなくなるメリットがあります。
自転車にはまってくるとロードバイクやクロスバイクの購入を検討するようになりますが、初心者の場合は乗り慣れたシティサイクルからスタートしてみるのがおすすめです。
ビーチコーミング
海岸に行くと貝殻や生物、植物、ゴミなど、さまざまな漂着物があります。このような漂着物を拾い集めてコレクションにしたり、アクセサリーやアート作品などを制作したりすることをビーチコーミングとよびます。
一見普通の砂浜に見える場所でも、実際に歩いてみるとさまざまな漂着物があって見ているだけでも楽しいものです。また、一日前と今日では漂着しているものも変わっているため、ビーチコーミングは毎日来ても飽きない魅力があります。
一人で満喫できるアウトドア系趣味
趣味の時間は誰にも邪魔されずにマイペースに楽しみたいという人に最適な、一人でできるアウトドア系趣味を3つご紹介します。
釣り
アウトドア系趣味の定番ともいえる釣りは、一見単純そうに見えて非常に奥が深い趣味でもあります。一口に釣りといっても海釣りや川釣り、渓流釣りなどがあり、最近では沼や湖でのブラックバス釣りを楽しむ人も増えています。
釣りの良いところは一言で言い表すことが難しいですが、なんといってもアタリがきたときの高揚感は他の趣味にはない醍醐味といえるでしょう。魚種によって釣り竿の引き具合も異なり、水面に浮かび上がってくるまでの「何が釣れたんだろう」というワクワク感は体験した人だけが味わえる感覚です。
釣った魚は実際に食べられるというメリットもあるほか、若い人から高齢の人まで世代を問わず楽しめることも釣りをおすすめできる理由のひとつです。
天体観測
一人で始められて道具も必要ない趣味を探している人には天体観測がおすすめです。天体観測と聞くと大きな望遠鏡や双眼鏡などの準備が必要と考えがちですが、実際には肉眼で見られる星も数多くあります。
夜中にひたすら星を探して見ているだけでも非日常的な感覚になり、あらためて宇宙のなかにいるのだと実感できる不思議な時間を過ごすことができます。都心の上空で星を見ることは難しいことも多いですが、都会の喧騒から離れた場所に出向いて天体観測をしてみると息を飲むほど美しい夜空に巡り会えるかもしれません。
乗馬
乗馬という趣味を聞くと、一部のお金持ちのための趣味というイメージを持つ人も少なくありません。しかし、実際に乗馬を体験できる施設は多く、意外と多くの人が普段から乗馬を楽しんでいます。
初心者が手軽に乗馬を楽しむ場合は乗馬クラブがおすすめです。プロテクターやヘルメットなど必要な道具はレンタルでき、乗馬が初めての人でもしっかりとスタッフがサポートしてくれるため安心です。
ちなみに乗馬はオリンピックの正式種目としても数えられているスポーツであり、1時間程度の乗馬で同時間ジョギングするのと同等のカロリーを消費するともいわれています。
グループで楽しめるアウトドア系趣味
次に友人や知人同士のグループで楽しめるアウトドア系趣味を3つご紹介します。
ラフティング
ラフティングとはゴムボートに乗って川下りをするスリル満点のアクティビティです。海に近い穏やかな川を下るのではなく、渓谷のような上流の川を下るため流れは比較的速い特徴があります。
一見激しいスポーツに見えますが、ラフティングのボートには必ず熟練のガイドが付いているほか、ヘルメットや救命胴衣などの安全装備もあるため初心者でも安心して楽しめます。また、ラフティングは5名程度のグループで一つのゴムボートを漕ぐため、運動が苦手な人や体力に自信がない人であっても安心して参加できます。
サバゲー
サバゲーとはサバイバルゲームの略称で、専用のモデルガンを使用してBB弾を撃ち合います。サバゲー専用の会場で行われるため周囲の安全も確保されており、参加者は厚手の衣服やゴーグルなども装備するためBB弾があたっても痛くありません。
アウトドア系趣味のなかには季節に左右されるものがありますが、サバゲーの場合は季節に関係なく楽しめるのも大きな魅力のひとつ。運動能力や体格差などに影響を受けることも少ないため、老若男女楽しめる趣味として定着しつつあります。
専用のモデルガンや装備は会場でレンタルしていることも多く、手ぶらで気軽に参加できます。もちろん、サバゲーを本格的に楽しむ人のなかには自分専用のモデルガンや装備を揃える人も多く、レベルや自分なりの戦略に応じて選ぶ楽しみもあります。
グループでサバゲーを楽しむことはもちろんですが、SNSなどを通じてサバゲー仲間を探すこともでき、対戦を通じて交流を深めている人も少なくありません。
キャンプ・テントサウナ
アウトドアの定番ともいえるキャンプもグループで楽しむには最適な趣味のひとつです。最近では通常のテントのほかにもテント内で焚き火をしてサウナを楽しむ「テントサウナ」とよばれるものも徐々に話題を集めています。
キャンプについては初心者から上級者までそれぞれのレベルに応じたキャンプ場があり、一人でもグループでも多様な楽しみ方があります。キャンプといえば夏に行うものというイメージが強いですが、キャンプ上級者になってくると春や秋はもちろん、冬でも楽しむことができます。
テントサウナはキャンプほど知名度は高くありませんが、サウナで汗をかいた後に川や湖、海などへダイブする気持ち良さは格別です。ただし、テントサウナを楽しむ際にはテントが立てられて火気の使用が許された場所であることを事前に確認しておきましょう。
運動量が多いアウトドア系趣味
せっかく趣味として楽しむのであれば、健康やダイエットにも役立つ運動量が多いアウトドア系趣味を探している人も多いことでしょう。そんな人におすすめの趣味を3つご紹介します。
トライアスロン
トライアスロンはスイム(水泳)、バイク(自転車)、ラン(マラソン)の3種目を連続して行う競技です。トライアスロンはオリンピック競技の一つに数えられるほどメジャーな存在となりましたが、あまりにも過酷な競技のため運動経験の少ない人にとっては負担の大きい競技でもあります。
トライアスロンの大会によっても距離は異なりますが、一般的な大会ではスイム1.5km、バイク40km、ラン10kmの合計51.5kmです。これよりも少ない距離で競うスプリントディスタンスとよばれる大会もありますが、それでもスイム0.75km、バイク20km、ラン5kmの合計25.75kmあります。
日本国内で開催されるトライアスロン大会はほとんどが51.5kmまたは25.75kmですが、海外ではさらに過酷なアイアンマンディスタンスとよばれるコースも存在します。トライアスロンは世界一過酷な競技ともよばれているため、趣味として楽しむだけではなく大会に出場するのであれば、体を本格的に鍛える必要があります。
登山
一口に登山といっても登る山によって難易度もさまざまです。標高数百m程度であれば初心者でも簡単に登ることはできますが、1,000mや2,000m級の山になると気温差も激しく、徐々に酸素も薄くなってきます。そのため、夏でも十分な防寒対策が必要であり、軽装で登山に臨むのは危険です。
ちなみに、関東近郊で初心者にもおすすめの山としては茨城県の筑波山があります。標高877mの山で、コースにはロープウェイやケーブルカーもあり、体力に合わせてさまざまなルートを選べるためおすすめです。また、筑波山は日本百名山にも数えられており、四季の移ろいを感じられる観光スポットとしても有名です。
ケイビング
ケイビングとは洞窟の中を探検するアクティビティのことです。つなぎやヘルメット、ライトなどの装備を身にまとい、道なき道をさまざまな方法で進んでいきます。ときには狭い岩の隙間を這って進んだり、クライミングのように岩場を登ることもあります。全身を使って洞窟を攻略するのがケイビングであり、普段人間が足を踏み入れない場所だからこそ絶景に出会うことができます。
洞窟のなかには何万年にもわたって堆積した地層があったり、透明度の高い地底湖や珍しい生き物に出会うこともあります。決して地上では味わうことのできない非日常的な体験ができるのがケイビングの醍醐味といえるでしょう。
まとめ
今回は12のアウトドア系趣味をご紹介しました。アウトドア系趣味は気分をリフレッシュするのに最適で、インドア系趣味にはない魅力があります。また、アウトドア系趣味はさまざまな準備や装備が必要であると考えられがちですが、低予算で始められるものも少なくありません。
せっかく趣味を楽しむのであれば、健康維持や体力をつけるのに役立つアウトドア系趣味を検討してみてはいかがでしょうか。もちろん、今回ご紹介した趣味以外にも、さまざまな趣味がまだまだ多く存在します。ぜひ自分のライフスタイルに合ったアウトドア系趣味を探してみてください。