「やりたいことリストは作ったほうがいい」
このようなことをよく耳にする一方で、やりたいことリストを作る具体的なメリットや作り方がわからず、まだ取り組めていない方が多いのではないでしょうか。
この記事では、
- やりたいことリストを作るメリット
- やりたいことリストの作成ポイント
- やりたいことを叶えていくおすすめの管理ツール
を紹介しています。
これからやりたいことリストを作成し、実践していこうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
やりたいことリストを作ったほうがいい3つの理由
やりたいことリストを作ったほうがいい理由は、大きく3つあります。
- 気づかなかった自分の欲求に気づける
- 目標が明確になる
- 毎日の生活を全力で送れるようになる
それぞれ解説します。
気づかなかった自分の欲求に気づける
普段の生活では、時間を取って「やりたいこと」を考える機会は少ない場合が多いかと思います。なので、「やりたいことリスト」を作るときには、あなたの素直な気持ちをそのまま文字にしてください。
その中で、頭に浮かんだ「やりたいこと」はどんどん書き出しましょう。1つの「やりたいこと」をきっかけに、忘れていた「やりたいこと」も見つかっていくはずです。
このように、たくさん「やりたいこと」を考えていくなかで、
- やりたいこと
- 絶対にやりたいこと
- やりたいと思っていたけど、それほどでもなかったこと
などが鮮明に見えてきます。
その結果、今まで気づかなった自分の欲求を知ることにつながるでしょう。
目標が明確になる
「やりたいことリスト」を作ると、自分の中にたくさんの「やりたいこと」があったことにあなたも気づくでしょう。
同時に、昔から思っていたはずの「やりたいこと」が、まだ「やったこと」になっていないことにも気づくと思います。
どうして「やりたいこと」がそのまま何も進まずに残っているのか。その原因の1つが、「やりたいことがあいまい」だからです。
人間は1日に約6万回思考する生き物だと言われています。1日に起きている時間が18時間だとすると、秒に換算すれば64,800秒です。
つまり、私たちは約1秒に1回の間隔で、次から次へと考え事をしているわけです。
そのような状態では、頭に浮かぶ「あいまいなやりたいこと」を実現していくのは困難でしょう。
しかし、目標を「文字」という形にして明確にすれば、具体的に
- 何が必要か
- 今、不足しているものは何か
- どうすれば実現できるか
を考えられるようになります。
そして、目標達成のための方法が明確になるので、あなたの「やりたいこと」が実現する可能性も高くなります。
毎日の生活を全力で送れるようになる
「やりたいことがない状態」は、毎日をなんとなく過ごしてしまう大きな原因です。やりたいことがなければ、日常も特別がんばる必要はありませんが、その日々を退屈に感じることもあるでしょう。
しかし、「やりたいことリスト」があれば生活に目標が生まれ、やりたいことを実現する日々の積み重ねができている実感を持てます。
そして、たとえ苦しいこと、辛いことがあっても、「○○するためにがんばろう」と、日々のモチベーションを維持することができます。
その結果、やりたいことの実現に向けて毎日を全力で送れるようになり、幸福感も高まるでしょう。
やりたいことリストを作るときのポイント
実際にやりたいことリストを作るときには、次の3つに注意して書き出してください。
- やりたいことの実現可能性を考えない
- やりたいことの大小を考えない
- カテゴリに分けて項目を書き出す
やりたいことの実現可能性を考えない
これから作成する「やりたいことリスト」はあなたのためだけのものです。
そのため、他人の目を気にする必要もありません。
- 起業したい
- 芸能人と結婚したい
- 宇宙旅行に行きたい
他人に言ったら笑われると思う夢でも、本心からくるものであればすべて書き出しましょう。
やりたいことの大小を考えない
「やりたいことリストには、何か壮大なやりたいことを書かなければならない」あなたは、こんな風に考えているかもしれません。
しかし、やりたいことの実現可能性を考える必要がないことと同じように、大小を考える必要もありません。
あなたの心が思うままに、やりたいことを書き出してください。
やりたいことリストの内容に制限をかけてしまうと、そのやりたいことリストは、あなたの本当のやりたいこととはかけ離れたものとなってしまいます。
カテゴリに分けて項目を書き出す
たとえば、以下のようなやりたいことリストを考えたとします。
- 沖縄に行く
- 北海道に行く
- ハワイに行く
- パリに行く
これも、本当に行きたいと思っているのであれば、何も問題はありません。
しかし、「せっかくやりたいことリストを作るなら、大量にあった方がいい。そのために、本当に行きたいかどうかにかかわらず、思いつく限りの場所を挙げる」と考える人もいます。
- 自分のやりたいことを整理する
- 自分のやりたいことを見つける
- 自分のやりたいことを明確にする
このような目的で作り始めたはずの「やりたいことリスト」が、途中で、「大量のやりたいことリストを作ること」が目的になってしまうことがあります。
そこで、あらかじめ大まかなカテゴリに分けて、やりたいことリストを作っていくことがポイントです。
カテゴリに決まりはありませんが、
- 私生活
- 仕事
- 人間関係
- 経験・体験
- モノ
の5つに分けて考えると、バランスがよくなります。
1つの参考にしてください。
やりたいことリストの作成で手が止まったときのコツ
「やりたいことリストは最低X個書かなければならない」という決まりはありません。
そのため、手が止まったのであれば、無理に作り続ける必要はなく、後日やりたいことを思いついたときに書き足せば大丈夫です。
ただ、「まだあると思うのに出てこない」と感じていれば、後ほど紹介する3つのコツを試してみてください。
- 忘れていたやりたいこと
- 思いつかなかったやりたいこと
が見つかるかもしれません。
他人のやりたいことリストを見てみる
他人のやりたいことリストは、自分では思いつかなかったやりたいことが挙げられていることが多く、参考になります。
他人のやりたいことを見て、自分も「やってみたい」と感じたものは、まぎれもなくあなたの「やりたいこと」です。
「やりたいことリスト」はブログで公開している人も多いので、簡単に見つけられるでしょう。
また、この記事の最後に筆者である私のやりたいことリストも公開しています。参考として、ご覧いただければと思います。
加えて、友人や会社の同僚など身近な人に「やりたいこと」を聞くこともおすすめです。
やりたくないことを書き出して、反転させる
「やりたいこと」が思い浮かばないときには、逆に、「やりたくないことリスト」を書き出してみてください。
その「やりたくないことリスト」を逆転させれば、「やりたいこと」に近くなるはずです。
そして、「やりたくないことリスト」を逆転した内容は、1対1である必要はありません。あくまで「やりたいこと」を思いつくきっかけにする、と考えてください。
たとえば、下の表のような形です。
やりたくないことリスト | 逆転 |
気を遣うような飲み会に行きたくない | 気を許す人とだけ付き合いたい |
通勤に1時間もかけたくない | 自宅でできる仕事をしたい |
通勤に1時間もかけたくない | 会社の近くに引っ越したい |
お金で苦労したくない | お金持ちになりたい |
25の切り口から考えてみる
「やりたいこと」は、具体的な切り口が決まっている方が考えやすいです。
それは、カテゴリに分けて考えることと似ています。複数の切り口を用意することで、幅広く「やりたいこと」が思いつくようになります。
そこで、先ほど紹介した5つのカテゴリに対して5つずつ、合計25個の切り口を紹介しています。ぜひ参考にしてください。
私生活
- もし50億円あれば、どこに住みたい?
- 静かに暮らしたい?それとも、トレンドに乗って生きていきたい?
- 1日のうちに、何に一番時間を使いたい?
- 結婚したい?子供はほしい?
- ペットはほしい?
仕事
- 今から何にでもなれるとすれば、どんな仕事がしたい?
- 収入はどれくらいほしい?
- どんな働き方をしたい?
- どんな人と仕事をしたい?
- 出世したい?起業したい?
人間関係
- 自分が亡くなったとき、どんな人だったと言われたい?
- 親孝行するなら、どんなことをしたい?
- もしお金も時間も制限がなかったら、大切な人にどんなプレゼントを渡したい?
- たくさんの人と付き合いたい?少なくても深い関係で付き合いたい?
- 親しい友人からどんなことをしてほしい?
経験・体験
- 日本でこれだけはやりたいことって何?
- 海外でこれだけはやりたいことって何?
- 憧れの場所はどこ?
- 昔やってみようと思ったけれど諦めたことはなに?
- これからやってみたいと思っていることはなに?
モノ
- お金の制限がなければ何がほしい?
- 今、ほしいと思っているモノは何?
- 今持っているもので買い替えたいものは何?
- お金や在庫の関係で妥協して買ったものは何?
- 書き出した「やりたいこと」を実現するのに必要なモノは何?
やりたいことリストの管理におすすめのツール
ここまでお伝えしたポイントとコツを押さえれば、あなただけのやりたいことリストが作られていることでしょう。
ですが、やりたいことリストは「作って終わり」ではいけません。
日々見返すことで、毎日やりたいことを意識して生活できるようになり、やりたいことが実現する可能性が高まります。
そこで、やりたいことリストを日々見返すのにおすすめのツールを紹介します。
WantToDo
1つ目は「WantToDo」です。
「WantToDo」は「やりたいこと」を書き出したあと、それを叶えるためのステップを最大7つに分けて管理できるアプリです。
大きな目標の「やりたいこと」を小さなステップに分けることで、実現しやすくなります。また、「やりたいこと」を達成した数も記録され、その数は他のユーザーにも共有されます。
その結果、高いモチベーションを維持しながら、やりたいことリストを管理できるでしょう。
MY BUCKET LIST 100
2つ目は、「MY BUCKET LIST 100」です。
「MY BUCKET LIST 100」はやりたいことリストに画像の設定も可能で、欲しいモノや行きたい場所に、その画像を設定することでイメージが明確になります。
また、リストには期日や優先度なども設定でき、並べ替えもできます。
どれを優先的に実現したいかわかりにくくなる「やりたいことリスト」を整理でき、途中で挫折することもなくなるでしょう。
Trello
最後に紹介するツールは「Trello」です。
「Trello」は、一般的にタスク管理ツールとして利用されています。しかし、使い方によってはやりたいことリストの管理にも最適です。
大きなリストとして、「カテゴリ」をタイトルにし、その下に具体的な「やりたいこと」をカードとして作ります。
カードにはそれぞれ期限やチェックリストを設定したり、画像も添付でき、リスト間の移動、並び替えも自由にです。
パソコンでもスマートフォンでもアクセスできるので、使い勝手もいいです。
自由度の高いツールなので、自分の思うとおりに管理でき、こだわりの強い人には特におすすめです。
私のやりたいことリスト100の内容
最後に、私の作成したやりたいことリスト100の内容を公開しますので、これからやりたいことリストを作るときの参考にしてください。
私生活
- 夏は北海道、冬は沖縄に住みたい
- 犬を飼いたい
- 猫を飼いたい
- 庭の広い一軒家に住みたい
- 空気のきれいな場所に住みたい
- 子どもが2人ほしい
- 結婚したい
- 1週間、本を読むだけの時間が欲しい
- 都会から適度な距離に住みたい
- スポーツジムに通いたい
- アジリティで犬とスポーツを楽しみたい
- 自分専用の読書部屋がほしい
- 大きなお風呂のついた家に住みたい
- 資産運用したい
- 世界中に別荘を持ちたい
- 死ぬまで健康でいたい
- 週に1回、バスケットボールをしたい
- 朝と夜、犬と一緒に毎日散歩したい
- お金の心配をせずに暮らしたい
- 腹筋を割りたい
- 猫背をなおしたい
- 毎日おいしいご飯を食べたい
仕事
- プログラミングを覚えたい
- 英語を話せるようになりたい
- 英語で仕事ができるようになりたい
- 企画できるようになりたい
- 新規事業を成功させたい
- 独立したい
- 年収1,000万円以上になりたい
- 1日4時間だけ働きたい
- 週休4日で働きたい
- リモートワークできる会社で働きたい
- チームリーダーになりたい
- 尊敬できる人たちばかりのチームで働きたい
- 働く時間に縛られずに働きたい
- アプリを作りたい
- カフェの店員として働きたい
- 転職したい
- 投資家になりたい
- 業務改善を成功させたい
- デザインをできるようになりたい
- 商品開発できるようになりたい
- AIを活用できるようになりたい
- データ分析できるようになりたい
- 応用情報技術者の資格を取りたい
- Youtuberになりたい
人間関係
- 毎年親に旅行をプレゼントしたい
- 毎年友人と海外旅行に行きたい
- 頼れる先輩でありたい
- 70歳になっても友人とお酒を飲んでいたい
- 甥っ子になつかれたい
- 妻嫁にサプライズして泣かせたい
- 毎年家族で海外旅行に行きたい
- 海外ボランティアに参加したい
- センスのいいプレゼントを選べるようになりたい
- 周りからおしゃれと思われたい
経験・体験
- 上海に行きたい
- パリに行きたい
- ハワイに行きたい
- オーロラを見に行きたい
- バンジージャンプしたい
- スカイダイビングしたい
- シルク・ドゥ・ソレイユを見に行きたい
- いちご狩りに行きたい
- 豆柴カフェに行きたい
- 猫カフェに行きたい
- 大阪マラソンに出たい
- 宇宙旅行に行きたい
- 飛行機を操縦したい
- ライブに行きたい
- 世界中のディズニーランドを制覇したい
- ハイアットリージェンシーに泊まりたい
- 船で世界一周したい
- 車で日本一周したい
- 47都道府県制覇したい
- インスタグラムで10,000いいねの投稿をしたい
- ビワドッグに泊まりたい
- わんわんマルシェに出展者として参加したい
- 全身脱毛したい
- ホワイトニングしたい
- 農業体験したい
- 飛行機のファーストクラスに乗りたい
- ハンモックにゆられてのんびりしたい
- 歌がうまくなりたい
- 松阪牛を食べたい
- ミシュランで三つ星評価のフランス料理を食べたい
モノ
- キャンピングカーがほしい
- 食洗機がほしい
- 乾燥機付き洗濯機がほしい
- iPhone11proがほしい
- 肌触りのいい部屋着がほしい
- 新しいパソコンがほしい
- iPadがほしい
- アーロンチェアがほしい
- ランニングマシンがほしい
- 一眼レフカメラがほしい
- 薄い財布がほしい
- スーツケースがほしい
- オーダーメイドスーツがほしい
- 圧力鍋がほしい
まとめ
やりたいことリストの作成は、自分の夢を明確にすることにつながるので、やりたいことを実現しやすくなります。
そして、明確な目標があれば、毎日の生活を全力で送れるようになり、幸福感も高くなるでしょう。
しかし、やりたいことリストは「作って終わり」という人も多いです。それではもったいないので、ぜひあなたがやりたいことリストを作ったあとは、この記事で紹介した管理ツールを使って、日々見返すようにしてください。
また、リストに書いた「やりたいこと」にはお金が必要になるものもあるでしょう。
欲しいモノ・やりたい経験を叶えるための必要な金額が明確になっていれば、貯金アプリの「finbee」を使ってみてください。
「2020年5月までに一眼レフカメラ15万円」というように、目的と目標額、期日を決めて貯金できます。カード払いの端数で「おつり貯金」したり、毎日自動で「つみたて貯金」したりする機能もあり、無理なく着実にお金が貯まっていきます。
finbeeは、あなたのやりたいことリストの実現を手助けします。