スポーツ×ARで今までにない体験を!新感覚テクノスポーツ「HADO」がアツい理由【マイナースポーツ特集#32】

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スポーツ×ARで今までにない体験を!新感覚テクノスポーツ「HADO」がアツい理由【マイナースポーツ特集#32】

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現実世界を舞台にエナジーボールを自らの手で放ち戦うARスポーツ「HADO(ハドー)」。2016年に株式会社meleap 福田浩士CEOによって開発され、現在は世界36カ国70カ所でプレイが可能で世界大会も開催される、世界的なテクノスポーツへ成長を遂げました。

お話を聞いたのは、HADO公認チーム「わちゃわちゃ☆ピーポー」のキャプテン・BIG-Uさん。BIG-Uさんは2017年にわちゃわちゃ☆ピーポーに加入。その後キャプテンとしてチームを牽引し、2018年のSPRING CUP/SUMMER CUP/WORLD CUPの3大会で優勝・史上初のグランドスラムを達成! BIG-Uさんは同年WORLD CUPにて個人MVPも獲得されました。

また今回、HADOの生みの親であるmeleap福田CEOにもインタビューを敢行! 福田さんは「かめはめ波を撃ちたい」という夢を実現するために2014年に起業し、HADOをはじめとするテクノスポーツの開発・普及に尽力されています。

BIG-Uさんと福田さんに、HADOの魅力や今後の展望を聞きました!

80秒の真剣勝負!ボールを避けつつ相手を狙うARスポーツ

——「HADO(ハドー)」とはどんなスポーツなんでしょうか?

BIG-U

AR(拡張現実)技術を用いて、実空間に「エナジーボール」を出現させ、ボールを相手に当てて得点をしていくテクノスポーツです。試合時間は80秒間、3人対3人で対戦します。イメージとしてはドッジボールに近いですね。

——ドッジボールに近いんですね。相手に1回当てれば1点獲得になるんですか?

BIG-U

各プレイヤーの前には4つの「ライフ」が表示されていて、4つ破壊すると1点獲得になります。ライフは3秒で回復し、回復回数の上限はありません。当てられたからといって試合から外れることはありませんが、相手に際限なく得点を取られてしまうリスクもあるので、ボールをよけるのも重要なスキルなんです。

——なるほど……うまくボールを回避しつつ相手を狙う必要があるんですね。

BIG-U

よけるためのツールとして、相手のボールを跳ね返す「シールド」があります。こちらは枚数の上限があるので、どのタイミングで使うか戦略を練るのも重要ですね。

——使用するデバイスについて教えてください!

BIG-U

iPhone内蔵の「HMD(ヘッドマウントディスプレイ)」を頭部に装着し、腕にはiPod Touch内蔵の「アームセンサー」をつけます。
アームセンサーでは「スキル設定」が可能です。エナジーボールのスピードや大きさ、シールドの強さなど、各チームの戦術にあわせた設定ができます。

 

——HADOを開発しているmeleap社は、ほかにもテクノスポーツを開発していますよね!

BIG-U

そうですね! バトルゲーム「HADO モンスターバトル」や、相手ゴールを狙い2対2で戦うハンドボールのようなゲーム「HADO Xball」などがあります。
特に最近注目を集めているのは「HADO Xball」です。観客がアプリから応援することができ、応援の数が多いほど必殺技を使える回数が増える仕組みにっています。

※「HADO Xball」は別途取材を行い、後日記事を公開予定です。お楽しみに!

相手チームを研究して練った戦略がハマって勝利した瞬間が楽しい!

——HADOはいつ、どんなきっかけで始めたんですか?

BIG-U

2017年の夏頃に、大学時代に所属していたダンスサークルのメンバーがFacebook上で「HADOを体験してみました!」と動画をアップしていたんです。面白そうだなと思ってその動画に「やってみたい!」とコメントしたら、一緒に行くことになったのがきっかけですね。

——初めてやってみた時の感想を教えてください。

BIG-U

自分の手からエナジーボールが発生して、それが目の前を飛んでいくのを見たとき、「面白い!」と感じました。もともとスポーツは好きでいろいろと経験はありましたが、今までにない感覚でした。
あとは「思った以上に疲れるな」とも感じました。コートが狭くゲーム時間は80秒と短いながら、運動量が多いスポーツだな、と。

——選手として本格的に取り組むようになったのは、何かきっかけがあったんでしょうか?

BIG-U

選手として試合に出場するようになったのは、「わちゃわちゃ☆ピーポー」に所属してからですね。
最初は「わちゃわちゃ☆ピーポー」とその兄弟チーム「わちゃごな☆ピーポー(※現在は57☆TOKYOに改名)」、2チームの練習に参加させてもらったんです。そこでもっと続けたいと感じて、チームに所属させてもらいました。

——HADOをやっていて「楽しい!」と感じる瞬間を教えてください。

BIG-U

相手チームの研究をして戦略を練り、それがうまくハマって勝てたときには「よし!」と思いますね。
試合でも練習でも、プレイの様子は撮影し、終了後に動画を見直して内容を振り返るようにしているんです。相手選手の動きや特徴を分析するとともに、自チームの改善点も洗い出し、次の試合に生かすようにしています。

——HADOに取り組む中で感じる難しさについても教えてください。

BIG-U

HADOはまだ発展途上のスポーツなので、たびたびシステムのアップデートがあるんです。プレイヤー側は変化に都度適応していく必要があるので、その点は面白くもあり、難しい面でもあります。

——アップデートというのは、具体的には?

BIG-U

大きいものでいうと、シールドの枚数です。シールドには1(弱)〜5(強)のスキル設定ができます。従来はスキルポイントに関わらず1人3枚シールドを張れましたが、アップデートによって、ポイント数と同じ枚数分しかシールドを張れなくなったんです。

——スキルポイントを1に設定している人は1枚、5の人は5枚……ということですね。

BIG-U

そうです。他には、エナジーボールの3ポイントのスピードが以前より速くなるアップデートもありました。
アップデートはチームの戦略にかなりの影響がありますが、HADOが目指す未来を考えれば必要なものでもあります。変化も楽しみながら、競技に向き合っていきたいと考えています。

HADO開発のきっかけは「かめはめ波を撃ちたい!」という思い

さて、ここからはHADOの生みの親であるmeleap 福田CEOに、HADOを開発したきっかけや今後の展望などを伺っていきます!

——福田さんがHADOを作ったきっかけを教えてください。

福田

子どものころから「ドラゴンボールの孫悟空のようにかめはめ波を撃ちたい!」と本気で考えていて、大人になってからもずっとその夢を持ち続けていました。
そこで着目したのがARです。ARを活用すれば実現できると感じ、当時勤めていた会社を辞め2014年にmeleapを起業したんです。そして2016年にHADOをリリースしました。

——最近はメディアに取り上げられることも多い印象ですが、その点はいかがですか?

福田

そうですね。テレビなどメディアでの紹介や芸能人の方とのコラボレーション公演などもあり、HADOの認知は広まりつつあると感じています。

——HADOは海外にもプレイ可能な店舗が多数ありますよね。現在はどういった国でプレイが可能なんでしょうか?

福田

現在は、シンガポールや中国、アメリカ、フランスなど世界36カ国70箇所でプレイができます。
世界大会も開催していますが、日本発祥のスポーツということで海外プレイヤーがまだ少ないのが現状です。今後は世界的にプレイヤーを増やし、大会をもっと盛り上げていきたいと考えています。

——HADOプレイヤー全体、そしてBIG-U選手へのメッセージをお願いします!

福田

「HADO」と聞いて誰もがピンとくるようなスポーツになるよう、今後も普及を進めていきたいと考えています。ぜひ一緒にHADOを盛り上げていきましょう!

勝利を見据え課題改善に取り組む!将来的には監督業も目指したい

——福田さんから「ぜひ一緒にHADOを盛り上げよう」とコメントがありましたが、普及活動など、何か取り組んでいることはありますか?

BIG-U

「わちゃわちゃ☆ピーポー」のTwitterInstagramFacebookで、メンバーのことや戦績など、いろいろな情報を発信しています。
また、メンバーの「ぶちょう。」はnoteでHADOの記事をよく書いています。よかったら見てみてください!

——今後HADOをもっと広めていくために必要なことは何だと思いますか?

BIG-U

HADOを知っているものの、体験会に参加したり試合を観戦したり……と実際のアクションを起こすまでには至っていない人はかなり多いんじゃないか、と感じていて。
福田さんがおっしゃるように、今後海外も含めプレイヤーを増やすのは重要なことだと思いますし、個人的には観戦していただける方がもっと増えたらいいと思います。

——一般の方も観戦はできるんでしょうか?

BIG-U

SPRING CUP/SUMMER CUP/WORLD CUPの3大大会は、観戦できます。試合の配信ライブも行っていますが、会場の熱気はなかなか配信では伝わりにくいので、会場で試合を観戦していただきたいですね。(※観戦の可否はコロナの状況により変わる可能性があります)

——普段は、どんな場所でどういった練習を行っているんですか。

BIG-U

練習では、他チームとひたすら対戦をしています。2時間コートを予約して、1回の練習で40試合くらい行います。試合はすべて撮影していて、練習後に各自動画を見て内容を振り返り、次の練習に向けての改善点などを話し合います。

——練習はどのくらいの頻度で行っていますか?

BIG-U

週に1〜2回です。基本的には、平日の仕事終わりにチームで集まって練習をしています。
スポーツなどの課外活動に理解がある会社なので、練習があると言うと「がんばってね!」と快く送り出してくれます。ありがたい環境ですね。

——これまで選手として活動する中で、印象的だった出来事を教えてください。

BIG-U

2017年WORLD CUPでわちゃごな☆ピーポー(現:57☆TOKYO)が優勝した時、わちゃわちゃ☆ピーポーは予選落ちだったんです。初めて出場した大きな大会で、いつも一緒に練習していた彼らが優勝するのを目の当たりにして、すごく悔しくて。2018年のWORLD CUPは絶対に優勝する! と意気込んで練習に励みました。

——その時は、かなり練習を積んだんですか?

BIG-U

練習でも勝率にこだわり、チームメイトにも厳しく指導して……かなり追い込んで練習をしていました。
その甲斐あって、2018年SPRING CUP/SUMMER CUP/WORLD CUPの3大会で優勝し、史上初のグランドスラムを達成できたんです。WORLD CUPで個人MVPも獲得し、印象深いシーズンとなりました。

——今後の目標や展望を教えてください!

BIG-U

若いチームの台頭もあり、2018年以降は思うような結果が出せていないので、そこに勝ちたいですね! 個人的な課題としては失点数が多いので、そこを改善していきたいです。
直近でいうと、12月19日に開催される「HADO JAPAN CUP 2020」に出場予定なので、そちらで結果を残したいと思っています!

——例年、冬にはWORDL CUPが開催されていましたが、今回はJAPAN CUPなんですね。

BIG-U

そうですね。コロナの影響もあって今回は国内大会を開催します。
試合のライブ配信もありますので、ぜひチェックしてみてください!

▼HADO JAPAN CUP 2020
https://hado-official.com/2020season/japan-cup/

BIG-U

また、将来的には監督業もやってみたいと考えています。
アスリート向けのメンタルコーチを付けているチームはありますが、戦術面を教える監督はいないんです。HADOに長く携わってきた者として「今から始めてみようか」と考える若い人たちに指導ができれば、HADO全体の選手層を厚くすることにも貢献できるんじゃないかと考えています。

仲間とHADOに打ち込み「大人の青春」を味わえるのも大きな魅力!

——HADOはどんな人に向いているスポーツですか?

BIG-U

実はトッププレイヤーの中には、スポーツ経験がない人も多いんです。コートが小さいので走り回るのに体力がすごく必要な訳ではありませんし、ボールの強さやスピードは設定できるので、力の強さも関係ありません。幅広い方に楽しんでいただけるスポーツだと思います。

——やりたくなったらまずはなにから始めたらいいんでしょうか。

BIG-U

meleap社がHADOの体験会を行っているので、まずはそちらに参加してみるのがいいと思います。インストラクターがルールやデバイスの使い方を丁寧にレクチャーしてくれます。こちらのページで詳細の確認・予約ができますので、ご興味あれば見てみてください!

——HADOを行うにあたって必要な道具はありますか?

BIG-U

デバイスは無料貸し出ししていますので、動きやすい服装と靴があればOKです。靴も特に指定はありません。自分はバスケットボールシューズを履いていますが、バドミントンやフットサル用のシューズなど、人それぞれです。手持ちの運動しやすいものを持ってきていただければと思います。

——最後に、HADOをやってみようかと考えている人へメッセージをお願いします!

BIG-U

体験会に申し込むのはハードルが高く感じるかもしれませんが、見ているだけでは伝わらない楽しさがあるので、ぜひ一度体験してもらいたいです。
趣味として始めるのもいいですし、始めて数カ月の選手がトップ層に食い込むこともあり得る世界なので、競技として本格的に打ち込む人にとってもやりがいのあるスポーツだと思います。

——趣味で始めてみて、ハマったら本格的に取り組んでトップを狙う! というのもアリなんですね。

BIG-U

あとは、大人の青春を味わえるのも魅力です。
HADOプレイヤーは20代中盤〜30代中盤の社会人が多いんです。HADOがきっかけで知り合ってチームを組み、一緒に練習に打ち込んだり練習以外でも遊びに行ったり……。そういった仲間ができるのもいいところだと思います。
興味があるけど迷っている、という方はぜひ一歩踏み出してみてください!

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