1分で曲が弾けちゃうってホント!?「インスタコード」は世界一初心者にやさしい楽器だった

趣味

1分で曲が弾けちゃうってホント!?「インスタコード」は世界一初心者にやさしい楽器だった

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こんにちは!be-topiaライターの少年Bです。

さっそくですが、前々から思っていたことを聞いていただけませんか?

楽器って弾けるようになるまでの苦労が半端ないんですよね。地道に練習をして、ちゃんと音を出せるようにならないと、曲を弾くなんて夢のまた夢。でも、最初っから自分の好きな曲を弾いてみたいと思いませんか?

少年B

めんどくさいのはいやだ~!もっとかんたんで、初心者でもすぐに弾ける楽器はないんですか~!?

ゆーいち

ありますよ!

少年B

あ、あなたは一体……!?

ゆーいち

はじめまして、ゆーいちと申します。今日はそんな少年Bさんにぴったりの楽器を持ってきました!

 

少年B

なにこれ……電子楽器?見た目はかっこいいけど、ボタンがいっぱいあって、なんかむずかしそうじゃありません???

ゆーいち

そんなことありませんよ!この「インスタコード」はいますぐに弾ける楽器なんです!初心者でも1分あれば曲が弾けます。

少年B

1分で!?うそでしょう。そんなかんたんなわけがないじゃないですか。

インスタコードってなに?

少年B

そもそもインスタコードってどんな楽器なんですか?なんでいますぐ弾けるんですか?

ゆーいち

インスタコードはボタンひとつでコード(和音)を演奏できる楽器です。

少年B

わおん……?

ゆーいち

例えば弾き語りをしようとしてインターネットでコード譜を検索すると、「F」とか「C」、「Am」みたいな文字が歌詞の上に出てきますよね。それがコードです。

少年B

指使いを覚えなきゃいけないやつですね。わたしは以前「F」が押えられずにギターをあきらめました。友達からウクレレをもらったけど使ってないな……


▲家にあったウクレレを触ってみた。わたしは指が太いので、なかなかうまく押えられない

ゆーいち

その指使いが、ぜんぶボタンひとつで押せたら楽だと思いませんか?

少年B

えっ、あんなにむずかしい指使いが、ボタンひとつで……!?

ゆーいち

そうなんです。少年Bさんのように、楽器がぜんぜんダメ!って人にこそ試してほしいんです。

少年B

いやいや、ちょっと待ってください。わたしの楽器はこんなレベルですよ!?

▲ウクレレでスピッツの「空も飛べるはず」を弾こうとしたものの……この有様

少年B

これが、ほんとに弾き語りができるようになるんですか???

ゆーいち

もちろんです!むずかしいことは抜きにして、さっそく触ってみてください!

インスタコードを実際に触ってみた

ゆーいち

ギターのように弾く楽器ですが、慣れないうちはテーブルに置いたほうが楽かもしれません。

少年B

なるほど。細いほうに、電卓のボタンみたいなのが並んでいますね。

ゆーいち

はい、左手で1のボタンを押すと画面に映る「C」の文字が反転しますよね。

少年B

ほんとだ。

ゆーいち

この状態で、右手の細長いパッドを爪をつかってはじいてみてください。

少年B

おおおー!音が鳴ったぞ!これが「C」の音!?

ゆーいち

そうです!1~6までのボタンがそれぞれのコードに対応しています。

少年B

でも、それじゃあたった6つのコードしか出せないのでは?

ゆーいち

いえ、ポピュラーミュージックで使われるコードは約140種類ありますが……

少年B

140種類も!?ほら、それじゃあやっぱり無理じゃないですか!

ゆーいち

落ち着いて最後まで聞いてください。調べてみると、大抵の曲は、6種類の「基本コード」が中心になっているんです。

少年B

ええっ!?

ゆーいち

例えば6のとなりに「メジャーマイナー切り替えボタン」があります。

少年B

「Cm」って書いてあったら、1とこれを同時に押せばいいのか……

ゆーいち

そういうことです。スピッツの「空も飛べるはず」なら、たぶんもう弾けると思いますよ。

少年B

え!?話を聞いただけなのに!?ウクレレより上手く弾けたらいいな……

▲インスタコードを使って弾いてみた「空も飛べるはず」。この時点で取材開始からわずか5分

少年B

すげぇぇぇぇぇ!いきなり最初っから自分の好きな曲が弾けちゃった!!!

ゆーいち

もちろん、すべての曲がすぐに弾けるわけではありませんが、例えばコード進行が簡単な「きらきらぼし」なら1分もかからず弾くことができますよ。


▲人生ではじめて弾き語りに成功して大はしゃぎのわたし

インスタコードの可能性

ゆーいち

今回はキーがそのままですが、例えば女性シンガーの曲を歌おうとすると、声の高さが合わないことってありますよね。

少年B

カラオケでキーの高さを上げ下げするようなやつですね。

ゆーいち

そうです。じゃあ、それで弾き語りをすると、どうなると思いますか?

少年B

え……音の高さが変わるんだから、楽譜に書いてあるコードを自分の高さに合わせて頭の中で変換しなきゃいけない……ってことは指使いも変わってくるってことですか!?

ゆーいち

そうなんです。初心者にはちょっとむずかしいですよね。

少年B

ええー!そんなのできっこないですよ!できる人は神なんですきっと!!!


▲普通の楽器はキーが変わると指使いも変わるが、インスタコードはそのまま

ゆーいち

インスタコードはですね、曲の高さが変わっても、抑えるボタンは変わらない構造になってるんです。

少年B

え……?コード進行が「4→5→1」の曲なら、キーを上げても下げても「4→5→1」のままでいいってこと???

ゆーいち

はい、そういうことです!

少年B

めちゃめちゃ便利じゃないですか……!神!!!

 

ゆーいち

あとはギターのように弾く「Strumモード」のほかに、ピアノのように弾ける「Hitモード」も搭載しています。

少年B

えっ、ピアノにもなるんですか???

ゆーいち

ピアノの鍵盤を鳴らすように、パッドを軽く力を入れてポンと叩くと音が鳴ります。押している間は音が出続け、手を離すと音が消えます。

少年B

ほんとだ……ピアノの弾き語りもできるんですね!

ゆーいち

夏川りみさんの「涙そうそう」とか弾きやすいと思いますよ。挑戦してみませんか?

▲番号の振られたコード譜を見ながら、「涙そうそう」に初挑戦!

少年B

ほんとにできた!ひとつの楽器で音や演奏法が変わるのも楽しいですね!!!

ゆーいち

ほかにもドラムやエレキギターなど、色んな音を出せるのがインスタコードの特徴です。ぜひいろんな音を出してみてください。

インスタコード誕生秘話

少年B

そもそも、ゆーいちさんはミュージシャンですよね?なんで楽器を作ろうと思ったんですか?


▲コミックバンド・おふろdeアフロでは「湯~イチ」としてボーカル兼洗濯板を担当している(右)

ゆーいち

僕らはアコーディオンとボーカルの2人組で音楽をやっていて、作曲の仕事もしているんですが、僕は不器用で……楽器が弾けなくて。

少年B

ミュージシャンでも楽器が苦手な人がいるんですね!

ゆーいち

はい。相方に「ギターくらい弾けるようになってくれ」と言われているんですが、全然ダメで。こんな楽器があったらいいなぁって考えていたらこうなりました。

少年B

そこで作る発想になるのがすごい。思いついてからどれくらいなんですか?

ゆーいち

操作体系を思いついてから、1年後には試作機ができていました。

少年B

スピード感を持ちすぎじゃありません?

ゆーいち

実は、最初はアプリにしようと思ってたんです。

少年B

それがどうして実機に?

ゆーいち

アプリだと、スマホの画面を見なきゃ弾けないんです。ボタンのついた実機であれば、身体が覚えて、見ないで弾ける。それが「弾く感動」につながると思ったんです。

少年B

弾く、感動……!

ゆーいち

強く弾けば音が大きく、弱く弾けば小さくなる。弾く人の感情とつながる。それが音を奏でる楽しさじゃないか?と思ったんです。そこで、一気にハードルを上げて。アプリなら100万円ぐらいで作れるはずだったんですが……

少年B

えっ、インスタコードの開発にはいくらかかっているんですか。

ゆーいち

試作機3台を作るのに、1000万円ほどかかりました。

少年B

1台333万円!?そんな大金をつぎ込んだんですか???

ゆーいち

もちろん、お金をかけるまでには、時間をかけて慎重に検討しました。市場調査をして、楽器をやりたいけどできないという人が世の中にどれぐらいいるのかとか。コードが弾けるだけでいいのかとか。

少年B

思い付きでパッと出せる額ではないですもんね……

ゆーいち

はい、「需要がある、作れば売れる」という確信が持てたので、試作にお金をかけました。色んな会社に連絡しまくって、何度も断られましたが、それでも「やろう」と言ってくれる会社さんと出会い、こうして形になったところです。

「みんなが楽しめる楽器」を目指して

ゆーいち

Bさんも言ってましたが、楽器って最初に苦労しないと楽しい思いができないんです。演奏が楽しいと思える人は、相当練習をした人だけ。そのハードルを下げたかったんです。

少年B

めちゃめちゃありがたいです……!具体的にこだわったポイントはどこですか?

ゆーいち

ハードウェアを作る上でこだわったのは、左手の番号ボタンです。大きさ、硬さ、深さ……不器用な人でも押しやすいように。大きさも指が太い人でも間違えないように、手が小さい人でも届くように……ボタンの設計はこだわりました。

少年B

すごい……右手のパッドはどうですか?

ゆーいち

パッドの部分は、アナログ感ですよね。はじいたり叩いたり、という演奏の強さが、本物の楽器のようにリアルに音に反映されるよう、かなりこだわってチューニングしています。

少年B

デザインも左右対称でかっこいいです。

ゆーいち

これは、ひっくり返せば左利き用にできるように、という理由で対称にしています。

少年B

ユニバーサルデザインってことですね。

ゆーいち

ほかにも、障がいのある人や、子どもたちにも使ってもらいたいんです。たぶん、世界でいちばん押さえるのが簡単な楽器ですから。

少年B

エレキギターにはアンプが必要ですが、インスタコードはどうやって音を出すんですか。

ゆーいち

はい。本体にスピーカーを内蔵しているので、本体だけで演奏できますし、イヤホンで聴くこともできますが、 Bluetoothでスマホにつなげて、スマホアプリのエフェクターやアンプを使うこともできます。

▲iPhoneやiPadの無料アプリGaragebandのギターエフェクターも使える

少年B

便利!これは完全にギターに取って変わろうということですね!

ゆーいち

いえ、過去にもギターを模した電子楽器は色々出ているんですが、そこまで普及しませんでした。ギターの弾き方って、カッティングとかハンマリングとか……すごく奥深いんですよ。どんなに頑張っても、電子楽器にはあの表現力は真似できない。

少年B

えっ!?インスタコードは「進化したギター」じゃないんですか!?

ゆーいち

違うんです。だって「楽に弾けるギターっぽいもの」なら、楽器のできる人は「じゃあギターでいいじゃん」ってなりません?

少年B

あ、確かに……!

ゆーいち

ギターの領域でギターには勝てない。でも、簡単に様々な音を出したり、いろんな弾きかたができる。ギターの「代わり」ではなく、「他のベクトルに進化させた」楽器なんです。だからこそ、プロのギタリストからも「ピアノが苦手だから」とか「コードの勉強をしたいから」という理由で「欲しい」と言われるんだと思います。

インスタコード、いつ買える!?

少年B

このインスタコードですが、どうやったら買えるんでしょうか。

ゆーいち

残念ながら、まだ買えません。いまは5,000万円を目標にしたクラウドファンディングを実施していて、1口(1台)税抜き2万9,800円です。

少年B

試作品の1/100の価格ですね!でも、クラウドファンディングの目標って、だいたい1,000万円くらいじゃありません?5,000万円って、かなり高額ですよね。

ゆーいち

はい。5,000万円を目標にしたのは、日本のハードウェアでは多分初めてだと思います。これには理由があります。

少年B

……?いったいどんな理由が?

ゆーいち

先ほど、試作機に1,000万円かけたと言いましたが、実際1,000万円じゃ足りないんです。本当にハードウェアを作るためには5,000万とか1億のお金がかかる。なのにクラファンの目標はどれも1,000万円以下ですよね。実は、クラファン以外で資金を調達している会社がほとんどなんです。

少年B

えええ!クラファンでは足りないんですか!?

ゆーいち

クラファンが頓挫するパターンは2つあります。例えば200%達成、2000万ぐらい集まって「よし作るぞ!」ってなっても、それだけでは足りないですから、途中でお金がショートしてしまうのがひとつ。

少年B

なるほど……もうひとつは?

ゆーいち

細かい計画がないままに、3D画像と企画書だけでクラファンを始めるパターンです。お金は集まったけど、構造の問題が解決できずに、ポシャってしまう。

少年B

そこまで分析してるということは、インスタコードは大丈夫という自信があるわけですね?

ゆーいち

はい、「ちゃんと作るために必要な金額が5,000万」という試算ができています。試作機は作って、「この金額があれば量産できる」という確約も取っているので、あとはお金の問題だけです。

少年B

もしゆーいちさんが5,000万円集められなかった場合はどうなるんですか?

ゆーいち

目標未達成ならいただいたお金は全額返金し、プロジェクトも解散します。それは「やっぱり需要がなかった」ということですから……

▲インスタコードのクラウドファンディングは2020年7月6日現在、4,700万円を集めている。販売まであとわずか(kibidango.comより)

少年B

う~ん、なるほど……ちなみに、いまクラファンを支援して手に入れれば、販売価格より安く入手できるなんてことも……?

ゆーいち

それはありません。僕はずっと値段を変える気がないんです。クラファンでも、「最初の10人限定!30%OFF!」とかよくある方法じゃないですか。でもあれ、後から知った人は損した気分になりません?

少年B

あ、わかる気がします……!

ゆーいち

なのでクラファンでも、商品化できた場合も、おなじ金額にするつもりです。多くの方に手に取ってほしいし、納得して買っていただきたいです。

少年B

なるほど……ありがとうございました。最後に、読者のかたにメッセージをお願いします。

ゆーいち

インスタコードは個人が作ったものなので、信用がないと思われるかもしれません。でも、実績のある会社さんと組んだおかげで、世界中が認めるものが作れたと思っています。ちょっとでも「いいな」と思ったら、どうか応援してやってください!

インスタコードには音を鳴らすよろこびが詰まっていた!

「音を楽しむ」と書いて音楽と読みます。音を鳴らすよろこび。音に合わせて歌うたのしさ。

いつしか「自分には楽器なんてできない」と諦めてしまっていましたが、インスタコードは子どものころ、初めて音楽に触れた時の気持ちを思い出させてくれるような素敵なアイテムでした。

誰だってすぐに弾ける、夢の楽器。すべてはクラウドファンディングの結果にかかっていますが、ぜひとも目標を達成して、商品化してほしい……!そんな気持ちになりました。すべての人が音楽をたのしめるように。ゆーいちさんの挑戦は続きます。

▲最後に3台の試作機をすべて使って、3人でOfficial髭男dismの「Pretender」を演奏してみました

 

インスタコードを買うのにかかる費用

インスタコード 32,780円(消費税・送料込み)

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