忙しい社会人にこそオススメ!1時間でリフレッシュできる「スカッシュ」の魅力とは【マイナースポーツ特集#01】

趣味

忙しい社会人にこそオススメ!1時間でリフレッシュできる「スカッシュ」の魅力とは【マイナースポーツ特集#01】

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「一心にボールを追いかけている間は、仕事であった嫌なことも全部忘れられるんです」

そう語るのはファイナンシャルプランナーとして個人の資産運用相談に乗るかたわら、毎日のようにスカッシュで汗を流す加藤啓之さん。結婚して引っ越したことを機に地域のスポーツジムでスカッシュを始め、その歴はもうすぐ30年になるそうです。

加藤さんによると「1時間もあればリフレッシュできる、効率のいいスポーツ」というスカッシュ。そもそもどんな競技なのか、どんな魅力があるのか、そして始めたい場合は何からやってみればいいのか、お話を伺いました。

ただの壁打ちテニスにあらず。スカッシュは「立体ビリヤード」

――スカッシュとはどんなスポーツですか?

加藤

四方を壁に囲まれた室内のコートで行うラケット競技です。テニスと違ってネットを挟んで相手と向かい合うのではなく、同じコートに自分と相手の2人が入り、壁を上手く利用しながらボールを交互に打ち合います。

起源はイギリスのロンドンで、世界スカッシュ連盟によると世界で2000万人以上のプレイヤーがいるといわれています。日本ではまだまだマイナー競技の域を出ませんが、海外では学校の敷地内にスカッシュコートがあったり、10面以上を有する巨大スカッシュ施設があったりとメジャーなスポーツなんですよ。

――国外では意外とメジャーなんですね!スカッシュの基本的なルールも教えてもらえますか?

加藤

ボールを打ち返す前に2バウンドさせてしまったり、打ったボールが規定のラインを越えてしまったりしたら相手のポイントになります。どちらかが11点取ったら1ゲームが終了。大きな大会を除けば、3ゲームマッチで2ゲーム先取したほうが勝利となります。

――勝ち負けの部分はテニスや卓球と似ていますね。ただ、同じコートに入っているとぶつかりそうで怖いのですが……。

加藤

たしかに多少ぶつかることもあります。でも、近距離でラケットを振り回してケガをさせないようにするルールが整備されているので、あまり怖がらなくて大丈夫ですよ。

たとえば、打ったボールが打った人自身に跳ね返ってきた場合や、進路が妨害されて打ち返せなかった場合は、プレイを止めて審判にアピールすることで1点入ったり、プレイをやり直したりできるんです。

そもそも、初心者は最初に「スウィングしたラケットや打ったボールが相手にぶつかりそうなら打ってはいけない」ということを徹底的に教えられます。その教えを守っている限り安全なので安心してくださいね。

――ちょっと安心しました(笑)。他にもルールはいろいろあると思うんですが、スカッシュは「壁打ちテニス」と捉えておけばOKですか?

加藤

そうですね、イメージとしては近いと思います。ただ、実際にプレイするのであれば「立体ビリヤード」と捉えてもらうのがいいかもしれません。

――立体ビリヤード??

加藤

はい。ボールをどの角度で壁に当てるとどう跳ね返るのか、この軌道でボールを飛ばしたいときはこの角度でラケットを振った方がいい、などといったことを考えるので。難しく感じるかもしれませんが、やっていくうちに感覚でわかってくる部分も大きいので心配はいりませんよ。

テニスからスカッシュへ。マイナーだからこその魅力

――加藤さんはスカッシュをいつごろ始めたんですか?

加藤

いま通っているスポーツジムができたころなので、30歳前後ですね。

――ジムに通い始めてからすぐにスカッシュを?

加藤

いえ、学生時代からテニスをやっていたので、もともとはジムのテニスコートを利用していました。スカッシュコートの存在を知ってはいたのですが、やってみたことはなくて。

――そこからどうスカッシュに?

加藤

ジムで毎月開催されていた「誰でもスカッシュゲーム大会」に参加したことがきっかけですね。ある日たまたま声をかけてもらって参加したら、意外にも好成績を収めることができたんです!

スカッシュのレッスンを受けているメンバーも初心者が多かったことと、テニスの経験から空振りをしなかったことが要因だと思うのですが……。「これは楽しい!」とすっかり気を良くしてしまったんです。

あと、実はですね、スカッシュコートにはマドンナ的存在の女性がいて……。彼女とお近づきになりたかったこともあり、テニスではなくスカッシュのためにジムへ通うようになりました(笑)。

――なるほど(笑)!スカッシュへ転向してしまうのも仕方ないですね。加藤さんはスカッシュ歴30年とのことですが、長く続けている理由を教えてください。

加藤

理由はふたつあります。ひとつは、天候に左右されないこと。スカッシュは室内競技なので、雨の日でも関係なくプレイできます。練習の予定がテニスよりも組みやすい。それと、エアコンを完備しているコートも多いので、真夏でも快適なんですよ!

――室内コートに加えてエアコン……最強ですね。

加藤

はい(笑)。もうひとつの理由は、単純に楽しくてストレス解消になること。スカッシュをしている間は、仕事であった嫌なことを忘れられるんです。ただただひたすらに、ボールを追いかけることだけを考えて。

それに、練習するときはだいたい4人でコートに入るんですけど、打つのは2人なんですね。残りの2人でくだらないこと話して笑い合うのも気分転換になって、スッキリした気分で一日を終えられます。

――一緒に練習する人たちの年代は近いんですか?

加藤

それがとても幅広いんです。下は10代後半から上は70代まで、さまざまな年代の方とスカッシュしています。

また、普段使っているコートに国内トップ選手が練習に来ることもあって、声をかけると快く一緒に練習してくれるんですよ!30年続けていてある程度打てるから相手をしてくれるのではなくて、始めたばかりの学生であっても練習に混ぜてくれます。スカッシュを楽しむ人を増やしたいとの気持ちからだと思いますが、マイナー競技ならではの魅力ですね。

道具も練習も自分のスタイルとペースで

――スカッシュに必要な道具を教えてください。

加藤

ラケットとボールですね。ラケットの面の大きさはテニスとバトミントンの中間ぐらい、柄の長さはバトミントンと同じぐらいです。ボールはやわらかいゴム製で直径4センチほど。卓球やゴルフのボールぐらいだとイメージしてもらえれば。

他には、ボールやラケットから目を守るためのアイガードがあります。装着必須のコートもあるのですが、基本的には着けても着けなくても自由。それでも目をケガしたことのある身からすれば「みんな、着けたほうがいいよ」と思っています!

――道具へのこだわりはありますか?

加藤

ラケットですかね。Tecnifibre(テクニファイバー)というメーカーの一番軽いものを使っています。軽いと腕が疲れにくいし、面を操作しやすいんです。重いタイプにはパワーが伝わってボールを後ろまで飛ばしやすいというメリットがあるんですけど、どちらを取るかはその人次第ですね。

――ちなみに、スカッシュって専用のシューズがあるのでしょうか?

加藤

専用のシューズもありますが、生産数が少ないので正直ちょっとお高めです。多くの人はバドミントンシューズを履いていますね。

バレーボールシューズやハンドボールシューズの人もいるし、国内トップ選手ですらスカッシュ専用のものを履いていないので、自分が動きやすいものであればなんでもOKだと思います(笑)。ただし、裏面が黒いシューズはコートに跡がつくためNGです。

――基本なんでもありなんですね(笑)。練習や大会の頻度はどれぐらいですか?

加藤

まず練習は、ジムの休館日以外は毎日なので週6ですね。これは、私がいま自営業のファイナンシャルプランナーだからというわけではなく、会社員の時から変わらずです(笑)。

同じようにほぼ毎日来ているメンバーや、フラッと顔を出すスカッシャーなど誰かしら必ずコートにいて、1.5〜2時間ほど一緒に打っています。

――(スカッシュプレイヤーのことをスカッシャーと呼ぶのか、なるほど)

加藤

大会については、神奈川県で開催される主要な大会と3大マスターズ大会には出場することにしていて、トータルで年に7回は参加しています。

これまでクラブの大会で優勝したことはあるものの、3大マスターズ大会では準優勝が最高で。2年連続同じ相手に決勝で負けているんです……。勝ちを意識しすぎると堅くなってしまうので、次回は楽しみながらプレイして優勝したいですね!

興味をもったらまずは、コートの前で「やりたそう」なオーラを

――スカッシュをやってみたい場合はまず何から始めたらいいのでしょうか?

加藤

まずはスカッシュコートのある施設を探してみてください。日本スカッシュ協会のWebサイトから全国のコート情報を探すことができますよ。

あとはコートの前でやりたそうにしていると、誰かしらが声をかけてくれると思います。スカッシュはまだまだマイナースポーツなのでコミュニティを広げたい意識をもっている人が多く、興味をもってくれていそうな方を誘いこむ風潮があります(笑)。

ラケットとアイガードはだいたい貸してもらえますが、ボールはレンタルできないため1個500円ぐらいで買って行くほうが無難です。

――最後に、スカッシュをこれから始めようとしている方にメッセージをお願いします!

加藤

スカッシュは疲れている社会人にこそやってほしいスポーツです!30分誰かと一緒に打つだけで、仕事仕事仕事……となっていた気持ちをリセットできますよ。シャワーの時間を入れても60分と思えば、忙しい中でもできそうな気がしてきませんか?

それに、子どもと一緒に楽しむこともできます。娘が一人いるのですが、土日の家族サービスと称して子どもと練習したり、子どもと同じ大会に出たりするなど、娘と共通の趣味を持てたのは良かったなと思っています。

実はスカッシュをやっていて一番の思い出は、娘の試合の応援で叫びすぎて審判に注意されたことで……なんて話すと長くなるのでここでやめますが(笑)。年齢関係なくできるスポーツなので、誰でもいつからでも始められます。スカッシャー一同、コートでお待ちしております!

――熱いメッセージありがとうございました!

初心者におすすめのスカッシュコート

セントラルフィットネスクラブ東戸塚駅前店(神奈川県横浜市)
スパ白金(東京都港区)
NAスポーツクラブA-1笹塚店(東京都渋谷区)
ゆうぽうと世田谷レクセンター(東京都世田谷区)
SQ-CUBEさいたま(埼玉県さいたま市)

スカッシュにかかる費用

ラケット15,000円
ボール500円
シューズ7,000円
コート代(1回)800円〜
合計23,300円~

貯金してやってみる!

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