不器用でも大丈夫!浅草のアメシンで飴細工をつくってみた

趣味

不器用でも大丈夫!浅草のアメシンで飴細工をつくってみた

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カッティングボードや、アクセサリー、陶芸……と世の中には気軽に体験できる「ものづくり」がたくさん。でも趣味で取り組むハンドメイド作家さんが多い領域だと、気づいてしまいませんか?

自分が絶望的な不器用であることに――。

少なくとも、私、ライターの上條は痛いほど思い知らされています。

私はものづくりが好きで、冒頭に挙げたカッティングボードもアクセサリーも陶芸も全てやってみたことがあります。それらの結果はお察しのとおりで、自分の不器用さにただただ悲しくなりました。

しかし、ものづくりが好きなことに変わりはありません。もしかして比べる相手が多いから、超上手い人と比べて不器用だと思っているだけなのでは……?といういことで、今回は競合が少ないであろう日本の伝統技術・飴細工に初挑戦!難易度は高そうですが、「思わぬ才能が開花するかもしれない!」との期待を胸に、予約してみました。

浅草で伝統技術・飴細工を気軽に体験!

飴細工を気軽に体験できる伝統飴細工専門店『浅草 飴細工 アメシン』は、浅草駅から徒歩7分ほど、大通りから1本入った静かなエリアに位置しています。

浅草といえば……

雷門から『浅草 飴細工 アメシン』までは徒歩8分です

東京の観光スポットの代表格「雷門」があり、

名物の「浅草メンチ」をはじめとする食べ歩きが楽しくて

おしゃれなカフェも増えているエリア。そんな見どころ満載の浅草の街歩き途中に、飴細工体験をしてみるのもいいですよね!

『浅草 飴細工 アメシン』とは

オーナーは、日本随一の技術力を誇る飴細工師・手塚 新理(しんり)さん。有名な飴細工師のもとで長年修行を積んだのかと思いきや、元花火師で、飴細工は独学で学んだという異色の経歴の持ち主です。

手塚さんは日本の伝統技術である飴細工の保持と発展のため、飴細工集団『浅草 飴細工 アメシン』を発足させ、2013年に浅草に初の店舗を構えました。現在、花川戸店と東京スカイツリータウン・ソラマチ店の2店舗があり、飴細工の製造販売や製作実演、オーダーメイド製作、体験教室を行っています。

『浅草 飴細工 アメシン』の飴細工は、近くで見ても「ほんとに飴でできてるの……?」と疑ってしまうくらい、精巧で繊細。金魚は尾ひれなど細部までリアルで、今にも動き出しそう!

「うちわ飴」というかわいらしいデザインの飴もあります。干支をモチーフにした飴は、お正月飾りにしたら縁起が良さそうです。

飴細工体験教室へ!

飴細工の体験教室は、花川戸店で木曜日(定休日)をのぞいてほぼ毎日開催されています。体験教室でつくるのは「うさぎ」。切る・のばす・曲げるなどの基本的な工程がほどよく入っているため、飴細工師の方も最初はうさぎから修行を始めるそうです。

教えてくださったのは、店長の鷲頭(わしず)さん。

名刺には、名前にちなみかっこいい鷲の飴細工が!

テーブルには、見本のうさぎと作り方・注意点を書いた用紙、ハサミ、おしぼりが置かれていました。

事前に手洗いをして準備万端!まずは動画でハサミの使い方や、うさぎの作り方を学びます。

【うさぎの作り方】

  1. 耳を2回切る
  2. あごを上げ、張り出したお腹の下を切って前足を作る
  3. しっぽの切り込みを入れる
  4. しっぽの下の部分を引っ張ってのばし、真ん中を切って後ろ足を作る
  5. ハサミでしっぽのつけ根をつまんで丸みを作る

さらに、先生が動画の内容を振り返りながら、ポイントを説明してくれます。

【おもなポイント】

  • ハサミは深く持ち、刃先を大きく開いてまっすぐ・すばやく切る
  • 切りっぱなしだと先がとがったままで危険なので、切ったらすぐに丸める
  • 温かい飴は垂れてきてしまうので、向きを変えながら作業する
  • 飴より手のほうが冷たいので、固まる時間を早めないために飴をさわりすぎない

体験は練習を2回してから、お持ち帰り用を作る本番という流れ。不器用代表としては、いきなり本番じゃないのが嬉しい!

練習1回目

先生が90度の飴を70度に冷まし、形を整えてから渡してくれます。初回は、耳(2か所)、前足(2か所)、しっぽ、後ろ足の計6か所を飴が固まる前に切れればOKとのこと。

ひと切り目の耳を浅く切ってしまいました……。出足からコケましたが、6か所切れればいいんだもんね、と言い聞かせて頑張ります。思ったより固まるのが早くて焦ります。

強くつまんだり、長い間さわり続けているとやっぱり熱い。ぐっとつまんで素早く引きのばすんだとわかってはいるのですが、実行にうつすのはなかなか難しいです。

完成!なんかぽっちゃりしているし、浅く切ってしまった耳のせいか全然うさぎに見えません。むしろ「ぶた」?恥ずかしくて自分の不器用さを呪いたくなりました……。

この仕上がりでも、やさしい先生は笑うことなく、個別にアドバイスを。ありがたい!そして教室全体に対して、よりうさぎらしくなるように気をつけるポイントを追加でレクチャーしてくれました。

2回目に気をつけるのは、次の3つです。

  • 耳は平らにして親指の爪でくぼみをつける
  • 後ろ足は親指にのせて曲げ、かかとが後ろを向くようにする
  • 顔と体の境目がわかるように首にハサミでやさしく線をつける

イメージは完璧なんだけどなぁ。飴なしでシミュレーションしておきます。

練習2回目

さっきの反省を生かして深く切る!固まってしまうのでちゃんと整えるのは後にして、素早く6か所切っていきます。

先生が助け舟を出しに机をまわってくれるので、困り事も解決できて安心です。

先生が手直ししてくれたおかげで「っぽい」ものが!耳を大きくできたので、さっきよりうさぎらしくなりました。相変わらずぽっちゃりはしてるけど、1回目からの成長が著しくて嬉しい!

本番を前に先生から最後のアドバイス。いよいよかぁ。緊張が高まります。

さっきまでの飴は練習用に教室で繰り返し使われているものなので、本番前には念のため手とハサミを拭いておきます。

いざ、本番!

飴の色が真っ白になっただけで、うさぎ感が一気に増しています。ラッキー!これなら、うさぎといえるものができそうです。

最後までしっぽを丸める余裕はありませんでしたが、なんとか形が整いました(先生に思いっきり助けてもらったのはナイショです)。垂れてこないように逆さにして固まるのを待ちます。

固まったら食用色素で目や鼻を書き込んで、完成です。顔以外に自分の名前やつくった日付を書く方もいるそうです。

写真左から練習1回目・練習2回目・本番

白さと赤い目にだいぶ助けられていますが、無事うさぎができあがりましたー!(拍手)。練習から本番までで着実にうさぎに進化しましたね。

作った後は和柄のパネルを背景に写真撮影ができます。

か、かわいい!背景があるだけで躍動感が出たような。これはテンションが上がります♪

ちなみに、練習した飴は溶かされ、また次の体験者のもとへ……。さっきは楽しませてくれてありがとうね。

うさぎを包んでもらって、お会計したら終了です。いやぁ〜、楽しかった!!

難しいぶん熱中できる飴細工体験

体験にかかる時間は1時間半〜2時間ほど。初回はうさぎですが、2回目以降は予約時にお願いすると猫や犬を作れるそうです。

取材した日は女性グループや家族連れのお客様で満員でした。「うわ~~失敗した!」「ここをこうしたらリカバリーできそうじゃない?」とかなり盛り上がっていたので次は友達と行こうかな(猫を作りたいですが、いったんは「うさぎ」リベンジします)!

ちなみに、飴細工を本格的にやりたい!と思った場合、学校がないため独学で学ぶか、『浅草 飴細工 アメシン』など飴細工屋さんに弟子入りすることになるのだとか。『浅草 飴細工 アメシン』への弟子入りには試験もあるそうなので、何度か体験に行って自信をつけてから臨んだ方がよさそうです。ただ仕事を飴細工一本にする必要はないらしく、お弟子さんの中には別の仕事と2足の草鞋を履いている人もいるそうです。

私は弟子入りは遠慮しておきます……が、繰り返し体験したいなと思いました。不器用な私でも夢中になれたので器用不器用に関わらず楽しめると思います!気になった方はぜひ遊びに行ってみてくださいね♪

取材協力

浅草 飴細工 アメシン 花川戸店
※体験教室は花川戸店のみでの開催

営業時間:10:30〜18:00
東京都台東区花川戸2-9-1 堀ビル1F
アクセス:銀座線・浅草線・東武線「浅草駅」より徒歩7分(雷門より徒歩8分)
定休日:毎週木曜日(臨時休業あり)
予約専用番号・体験当日の連絡:080-9373-0644
公式ホームページ:http://www.ame-shin.com/workshop/

飴細工体験にかかる費用

大人3,100円(税込)
子ども(高校生以下)2,500円(税込)

体験教室は予約が必要です。予約状況・臨時休業の日は公式ホームページをご確認ください。

 

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