日々色好日 #71 「孔雀青-kujakuao-」

特集

日々色好日 #71 「孔雀青-kujakuao-」

特集

現在住む部屋は線路が近く、電車が通るのを見ることができます。「結構人が乗っているな」と思いながらよく眺めているのですが、特に好きなのは明暗差で車内がよく見える夜の電車です。

お酒を飲みながらベランダに出て、電車が通るのをぼんやり眺めると、たくさんの人が乗っていて、思い思いのやり方で時間を潰しているのが見えます。

そこにいるひとりひとりに人生があって、たとえそれがどんな場所だとしても、それぞれに行く場所や帰る場所があるのだということ。そんなことを考えると不思議と安らかな気持ちになる。

「あなたはひとりではない」という言葉よりも、この名前のない安らぎをくれる瞬間のほうが「自分はひとりではない」ということを強く実感できる気がしています。

それでは、本日の伝統色を紹介します。

伝統色紹介:孔雀青-kujakuao-

孔雀青とは孔雀の羽のような冴えた青色のこと。孔雀の羽や首の部分の美しくほんのり緑色を帯びた青色の羽に由来しています。

伝統色としては比較的新しく、明治時代のころ西洋から伝わった「ピーコックブルー」を和訳したもの。

また、孔雀の羽の緑色の部分に由来した「孔雀緑(くじゃくみどり)」という伝統色もありますが、こちらも同時期に西洋から伝わってきた「ピーコックグリーン」を和訳したものです。

ちなみに孔雀は、羽にある模様から「100の目で守ってもらう」という守護の意味を持つモチーフだそう。

作品紹介:『404号線』パブリックインベーダー

パブリックインベーダーは作詞作曲・上田とメインボーカル・yuriによる音楽ユニット。

インディーズレーベルmurffin discs主催の『murffin discs Audition 2020』でグランプリを受賞し、楽曲『404号線』でデビューしました。

『404号線』は、楽曲とリリックの情景描写力はもちろんのこと、エモーショナルなMVも強く印象に残ります。

ひとりであると感じてしまう時や、それを背負わなければいけない時。冒頭の夜の電車を見つめている時のような安心を、この楽曲も持っているような気がします。

どこかにいる知らない誰かの人生で起きているドラマチックな瞬間を想像できるような、そんなことが起こる世界が少しだけ好きになれるような、そんな気持ちになる楽曲です。

人気記事Ranking
  • 月間

  • 週間

  • すべて

menu

したい・ほしいを探す

したい・ほしいを叶える