日々色好日 #62 「呉須色-gosuiro-」

特集

日々色好日 #62 「呉須色-gosuiro-」

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今まではこだわりもなく適当なものを使っていましたが、最近になって食器に興味が出てきています。

ぐいのみやカフェオレボウル、スープ皿、マグカップなど、少しずつ気に入ったものを集めていっているところです。

自分の好きなものを少しずつ集めていって大切に使うのは、嬉しく楽しいこと。上等なものも安価なものも、自分の「好き」という気持ちが入るだけでこんなに特別なものになるのかと驚いています。

大人になってから知った新しい食器の楽しみ方です。

それでは、本日の伝統色を紹介します。

伝統色紹介:呉須色-gosuiro-

呉須色とは深く渋い青色のこと。

色名の「呉須」は陶磁器の染付に使用される顔料名からきていて、顔料の呉須は酸化コバルトを主成分に鉄、マンガンを含む鉱石を粉末にしたものです。その産地名から日本では「呉須」と呼ばれるようになったとされています。

呉須は高温で焼くと鮮やかな青になりますが、原料の混合率など条件によっては色調が変わるため、呉須色も色合いに幅があります。

呉須と同じコバルトを主成分とした顔料には「花紺青」がありますが、こちらは陶磁器の染付ではなく油彩用の顔料として使用されています。

作品紹介:『真夜中ごはん』イシヤマアズサ

イラストのタッチと色使いが素敵な『真夜中ごはん』は、大阪在住のイラストレーター・イシヤマアズサによる、夜食を描いたイラストエッセイです。

日付が変わってからのしんとした台所で、小さな明かりをつけてこっそり作って食べる。夜食は「いつも」が「特別」になる時間です。

ラーメンやお茶漬けなどのしょっぱいものを食べるのも大好きなのですが、夜食においては甘いもののほうが特別感が増す気がしています。

パンケーキ、ゼリーやアイス、スコーン、クッキーなど、甘いものにも色々あるけれど、一番好きなのは余った果物でジャムを作ること。
真夜中にジャムを煮る必要性は全くないのですが、今しなくてもいいことをあえてするという贅沢な時間の使い方が好きでたまにやっています。

果物を切って(あるいは潰して)、砂糖を入れて、ヘラでかき混ぜながらこげつかないように弱火で煮る。部屋中に静かに甘い香りが満ちていくのを感じながらジャムを煮詰めるのは、なんだかとても幸福な気持ちになります。

ちなみにここ最近作ったジャムは梅ジャムで、薄く切ったトーストに熱いうちにのせて食べたらとても美味しく、深夜の台所で思わず小さくガッツポーズをきめてしまいました。

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