日々色好日 #59 「深縹-kokihanada-」

特集

日々色好日 #59 「深縹-kokihanada-」

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「蛍光テープを小さな正方形に切り、部屋の天井に貼り付けて星座を形作ったことがある」

このエピソードは若かりしころの父の話。自室の天井に星座を作るなんて、すごくロマンチックな人だな……と思っていました。

一方で娘の私はというと、かろうじてオリオン座と冬の大三角形がわかるようなわからないような、ロマンも何もない、そんな感じでした。

それが変わったのは「星座盤アプリ」と出会ってから。これはGPS機能をオンにしてスマホを夜空にかざすと、実際に見ている空の方向にある星座を画面上で確認できるという優れものです。

最近は真夜中にベランダに出て、このアプリを使って天体観測をするのが小さな楽しみになっています。

それでは、本日の伝統色を紹介します。

伝統色紹介:深縹-kokihanada-

深縹とは藍染の中で最も深く濃い色のことで、紫味を含んだ青色を指します。

「縹色(はなだいろ)」系統の色で、平安時代からその名前が見られる非常に古い色名です。「ふかきはなだ」と読むこともあるそう。

濃くて勇ましい色合いから、平安時代から鎌倉時代にかけて男物の衣装の色として流行したとされます。

作品紹介:『なんてことないふつうの夜に』嶽まいこ

(作品について)『なんてことないふつうの夜に』は、イラストレーター・嶽まいこのデビュー作。地方出張で憧れの先輩の思いもよらない一面を知る『ビジネス・ロマンス・ホテル』、完璧な恋人を持ちながら彼女が機械であることを疑う『エレクトリック彼女』、手芸作家として活躍するおしゃれな祖母の秘密を知ってしまう『おばあちゃんのサンクチュアリ』など、夜をテーマにしたあたたかく少し不思議な短編漫画集。

この作品のまとう夜の空気は心によくなじみ、読んでいると自分の過ごした夜についての記憶が浮かび上がってきます。

小学生の時に母と流星群をみたこと、カメラを買ってもらって父と散歩したこと、夏休みに祖母がベランダにはってくれた蚊帳の中で一晩過ごしたこと。

大人になってからの夜では、コンビニでお酒を買って飲んだり、寝ている人を起こさないようにそっと家を出たり、悲しくて泣きながら日記を書いたり、空が白むまで本を読んだり、ラーメンを食べたりしています。

子供時代の夜も充分に特別ではありましたが、大人になってからの夜はもっと自由で気楽で、より一層特別な時間帯です。

でも健康のことを考えると、流石にそろそろ深夜にラーメンを食べることはやめたいなと思っています。

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