日々色好日 #58 「中紅花-nakakurenai-」

特集

日々色好日 #58 「中紅花-nakakurenai-」

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早起きをして仕事や勉強や趣味に時間を使う「朝活」。

心身の健康にいいことはわかっているつもりですが、いざ自分も!と意気込んでも「アラームが勝手にとまってしまう怪奇現象」や「まばたきした次の瞬間には正午」ということが繰り返し起こり、一度も成功したことがありません。

早起きができないなんて……と落ち込むこともたまにありますが、同じく夜型生活をしている友人と「朝活は夜型人間じゃない人の話だよね」と言い合い納得するようにしています。人には向き不向きがあるのです。

せっかく夜型生活をしていることだし、夜だけの静けさや夜だけの澄んだ空気を楽しむ、そんな心の余裕を持ちたいところ。

なお、無意識でしたがアラームは自分でとめているようです。

それでは、本日の伝統色を紹介します。

伝統色紹介:中紅花-nakakurenai-

中紅花は薄く明るい紅色のこと。紅花だけで染められており、濃い紅花染めの韓紅(からくれない)と淡い紅花染めの退紅(あらぞめ)の中間の色にあたるそうです。

古くから存在する由緒ある伝統色で、平安時代の『延喜式』にも名前がみられます。

中紅花は「なかくれない」だけではなく「なかのくれない」とも読むそう。

ちなみに古代では「紅」という字を「くれない」と読んでいて、「べに」と読むようになったのは江戸時代からと言われています。

作品紹介:『Im not』S亜TOH

『Im not』は、Lingna(Bo.)とkyazm(Gt. / Manipulator)からなるハイパーポップデュオ・S亜TOHによる楽曲。

この曲を聴くと目を閉じたくなるのは何故だろう?といつも思っていました。

そこに浮かぶのは必ず夜明けの風景です。東京で、群馬で、横浜で、そしていつかどこかで迎えた、いくつもの夜の終わり。

まぶたの裏には今まで見た夜明けの風景が浮かび、その時の空気の質感まできちんと記憶されています。

365日×28年=10220回の夜明け

ざっくりと計算して出た数字は大きすぎてあまり実感がありませんが、私たちがどこで何をしていても夜は明けるということと、死ぬまでそれを繰り返していかなければいけないということだけはわかります。

誰にでも必ず訪れる、永遠に明けない夜、あるいは永遠に目覚めない朝。

たまに徹夜した日は空が白むのを見つめながら、自分はあとどのくらいこんなふうに終わりと始まりのはざまを見ることができるのだろう、と考えてしまいます。

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