日々色好日 #41 「若葉色-wakabairo-」

特集

日々色好日 #41 「若葉色-wakabairo-」

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昔から靴が好きで、暇があれば好きなシューズブランドのオンラインストアを延々と眺めてしまいます。

お気に入りの靴を履くとそれだけでうきうきして、近所を歩いて戻ってくるだけでもなんだか素敵な気分になる。不思議です。

写真のストラップシューズは学生時代におこづかいで買ってボロボロになるまで履いたもの。上質とは呼べないようなものでしたが、私にとっては大好きで特別な靴でした。

今はベーシックな色の靴しか持っていないので、春になったら明るい色のとびきり素敵な靴を買いたいと思っています。

それでは、本日の伝統色を紹介します。

伝統色紹介:若葉色-wakabairo-

若葉色とは初夏の若葉のようなやわらかな黄緑色のことを指します。

明治以降の近代になって使用されるようになった比較的新しい伝統色だそう。

「若葉」は春のイメージがある色名ですが、季語としては夏のものです。

春の色である「若菜色」よりも青味が強く、夏前の木々の葉を連想します。

作品紹介:『ニューヨークで考え中』近藤聡乃

 

著者の近藤聡乃は漫画や絵画、イラストレーションやアニメーションなどさまざまなジャンルで活動しているアーティスト。代表作は『A子さんの恋人』など。

『ニューヨークで考え中』は、2008年の秋からニューヨークへ渡った著者が、外国で暮らすことの悲喜こもごもを淡々と綴るコミックエッセイです。

タマゴ色のタオル、電子辞書を片手にベーグル屋で読むニューヨークタイムズ、無意識の差別、地下鉄NQラインの「ひねり」、そしてグリーンカード(アメリカ永住権)の発行を待つ時間……

沢山のエピソードが描かれる中で個人的に好きなお話が、1巻に出てくる『お気に入りの靴 その1』の回。著者がまだ日本にいた時に購入した若葉色のワンストラップパンプスについてのエピソードです。

そのパンプスはトランクにつめて日本から一緒にやってきたお気に入りだそう。

冬のニューヨークでは寒さやぬかるみや除雪剤の影響で履けないので、秋の終わりには綺麗に磨いて、春がくるまで箱に入れてしまっておきます。

描かれているのは些細なことですが、お気に入りを大切にする著者の人柄をかいまみれる素敵なエピソードだと感じました。

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