日々色好日 #37 「花色-hanairo-」

特集

日々色好日 #37 「花色-hanairo-」

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写真の整理をしていたら数年前に撮った幼なじみの写真を見つけ、懐かしくなり久しぶりに連絡をしてみたところ、なんと「来年入籍するんだ」という素敵な報せを聞くことができました。

学校の廊下で鬼ごっこをしたこと、中学生の時二人でおこづかいぎりぎりまで服を買ったこと、授業中に投げ合った手紙、交換日記やプリクラ……

色とりどりの思い出が急に浮かび、嬉しさもあいまって少し涙ぐんでしまいました。

それでは、本日の伝統色を紹介します。

伝統色紹介:花色-hanairo-

花色とは青系統の伝統色で代表的な強い青色のことです。

奈良時代より前は「はなだ色」、平安時代は「縹色(はなだ)」の色名で呼ばれ、花色と呼ばれるようになったのは江戸時代から。

江戸時代では花色は着物の裏地や木綿などの色として一般的で、落語の演目にも『花色木綿』という噺があるそうです。

作品紹介:『HER』クロダミサト

HER』は写真家である著者クロダミサトが大学時代の友人あっしゅと上京し、一緒に東京で暮らしていく日々の中で変わりゆく風景と揺れ動く感情を切り取ったフォトエッセイです。

心の中にある、家族や恋人には絶対に座れない場所に静かに居てくれる……「友達」とは不思議な存在だなと思います。

この本の著者にとって友人のあっしゅはまさにそんな存在であったのかもしれないと感じました。

友達のこと。思い返せば小学生のころ、他人とうまくコミュニケーションがとれない私に明るく声をかけてくれたのが冒頭の彼女でした。

それがどれだけ嬉しく心強かったことか。

今までその話をしたことはなく、彼女はきっと忘れていると思いますが、次に会う時は入籍のお祝いとともに感謝の言葉を伝えようと思います。

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