日々色好日 #26 「瑠璃紺-Rurikon-」

特集

日々色好日 #26 「瑠璃紺-Rurikon-」

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ストレスがたまってきたなと思ったら家でこっそり泣くことにしています。

感動する映画や音楽や小説などに触れて無理矢理泣く、というやや乱暴な方法ですし抱えている問題の根本が解決するわけではありませんが、泣くことですっきりしてまた頑張ろうと思えるようになるのです。

ちなみに涙にはストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」を低下させ、体外に排出させる効果があるという医学的な根拠もあるそうです。

それでは、本日の伝統色を紹介します。

伝統色紹介:瑠璃紺-Rurikon-

瑠璃紺は深く濃い青色のことで、瑠璃色がかった紺色であることがそのまま色名になっています。

仏教用語では「紺瑠璃(こんるり)」とも呼ばれ、経典にも登場する伝統ある色名です。

紺に染めたものを蒸気で蒸して明るく鮮やかに染めたもので、江戸時代には小袖の色として大流行したそうです。

作品紹介:『人魚の涙、天使の翼』フランチェスカ・リア・ブロック

(あらすじ)完璧で美しい天使みたいな母と、妻だけしか目に入らない父。ティーンエイジャーのエコーは愛を求め、自分の中の空虚を満たそうと試行錯誤する。愛を与えられない痛みと愛する人を失う喪失を味わい、それでもまた歩き出そうとする登場人物たちの姿に心揺さぶられる。ガラスの破片のように鋭利で透明な美しい物語。

今もわりと寝つきの悪い人間ではありますが、十代後半の頃はほとんど毎晩穏やかに眠ることができないでいました。夜がつれてくる孤独感が怖かったからです。

そんな時、常備薬のように頼りにしていたのがこの本でした。

登場する人は全員それぞれ違った形の孤独を感じていて、誰といてもさみしそうに見えました。何ひとつ同じことはなく、孤独の形すら違うのに安心したことを覚えています。

孤独なんて特別な感情ではないのだということを、私はこの作品を通して知った気がしています。

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