日々色好日 #15 「檸檬色-remoniro-」

特集

日々色好日 #15 「檸檬色-remoniro-」

特集

前橋市街のメイン商店街を横にそれると、そこには小さな小さな飲み屋街があります。

その並びにあるのが実家にいた頃によく通っていたカフェ「ヤギカフェ」。ヤギがいるわけではなく、気さくなママと寡黙で穏やかなマスターが二人で切り盛りしているあたたかく素敵なカフェです。

フレンチトースト、生姜焼きランチ、店内のBGM、ママのおすすめの小説……。店内に流れる空気は仲の良い友達の部屋みたいで、初めてお店に入った時からその雰囲気はずっと変わりません。

コアントローという柑橘系のリキュールを私はここで初めて知って、それ以来コアントローを使ったカクテルを飲むたびにこの場所を思い出します。甘ずっぱく爽やかでどこか懐かしい味。おすすめです。

それでは、本日の伝統色を紹介します。

伝統色紹介:檸檬色-remoniro-

檸檬色は赤みのない明るい黄色を指す色名で、名前の通り熟したレモンの果実の色です。ヨーロッパで19世紀に誕生した絵具「レモンイエロー」が日本でも使用されるようになり、檸檬色と呼ばれるようになったとされています。

レモンの果実は明治時代初期に日本に渡来していて、和名の「檸檬」というものは当て字だそう。

明治時代から令和の現在まで、文芸作品や楽曲などにモチーフとして使用され続けている馴染みの深い色です。

作品紹介:『Caffeine』秋山黄色

孤独であることは罪ではない。

Caffeine』は秋山黄色のアルバム『From DROPOUT』に収録されている楽曲です。

言葉にできない孤独、寂しさ、焦燥、苛立ち、諦めと絶望……。楽曲の歌詞に直接出てくるわけではないのに、この曲のタイトルが『Caffeine』であることが妙にしっくりきて不思議な気持ちになります。

明確な理由がない焦燥感にイライラする真夜中、毒々しい色とにおいのエナジードリンクを飲みながらイヤホンで大音量でよく聴いている曲です。

何度立ち止まって心が死んでしまっても、朝になれば笑顔を作れるから人間は器用だ。

少しだけ残った液体をシンクに流しながらぼんやりそんなことを考えています。

   

人気記事Ranking
  • 月間

  • 週間

  • すべて

menu

したい・ほしいを探す

したい・ほしいを叶える