日々色好日 #1 「菖蒲色-ayameiro-」

特集

日々色好日 #1 「菖蒲色-ayameiro-」

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5月に入って「立夏」が過ぎ、肌で感じる空気にもやわらかさを感じるようになってきました。心地よい初夏の風には、この時期にしかない瑞々しい草木の匂いがするような気がしています。

天気が目まぐるしく変わるのも初夏から夏の終わりまでの特徴で、先日は油断して折り畳み傘を持たずに散歩に出かけたらどしゃ降りにあってしまいました。

冷たくて疎ましい、もしくはじめじめとしつこいはずの雨ですが、この時期に降る雨は植物の葉や道路や空気をきれいさっぱり洗ってくれるような気がして、清々しい気持ちになりました。

それでは、本日の伝統色を紹介します。

伝統色紹介:菖蒲色-ayameiro-

菖蒲色は、アヤメ科のあやめの花に似た赤みの紫色です。

紫色は日本で古来より格式の高い色とされ、その気品や優美さなどから王朝人に愛されてきました。

あやめは同じアヤメ科の花しょうぶとは別のものですが、表記は同一の「菖蒲」となっています。近年は菖蒲を「しょうぶ」と読むのが一般的ですが、中世日本では「あやめ」と読まれることが多かったようです。

作品紹介: 『Iris』Aimer

Aimerの楽曲『Iris』は情感豊かなピアノのイントロから始まります。

大切な誰かを失った悲しみと、もう一度出会えた喜びを歌う曲。誰かを愛することは喜びと苦しさという正反対の気持ちが存在していて、そういった相反する感情を歌っている、繊細なのに芯の強い不思議な楽曲です。

アーティスト・Aimerの私小説的な歌詞ではなく、誰もが多かれ少なかれ感じる普遍的な感情と、それにともなう物語を表現した歌詞でした。

なお「Iris(アイリス)」は英語で「あやめ」のことで、あやめの花言葉は「希望」「吉報」「メッセージ」。『Iris』の歌詞に「朝が来るまで」という言葉がありますが、あやめの花言葉「希望」が当てはまる一節のように感じました。

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